フェレットの飼い方

更新日:2002年11月30日

基本シリーズ1 フェレットの飼い方

編集部 All About 写真

何事も基本は大事。フェレットの基本的なコトを理解して、自分に合ったペットかどうか判断してみて下さい、もしあなたに合ったペットであれば、最高の家族になるでしょう。

文章:村田 亜衣(All About「小さなペット」旧ガイド)
≪分類≫

肉食目(Carnivore)
|-イタチ科(Mustelidae)
| |-イタチ属(Mustela)
| | |-フェレット(Mustela furo)
| | |-クロアシイタチ(Mustela nigripes)
| |

| |-ラーテル属
| |-アナグマ属
| |-スカンク属
| |-カワウソ属
|


|-猫科(家猫やライオン、トラなど)


≪フェレットの生態及び特徴≫

フェレットはペット用に作られた品種です。古くはヨーロッパで貴族のペットとして、また狩猟のお供に連れて行ったりしていたようです。狩猟では、穴に逃げ込んだ獲物を追い出す為に使われていたようで、当時の絵やタペストリーにフェレットが描かれています。

フェレットの臭いはかなり強いと言われています。同じいたち科の動物にスカンクがいることを見てもわかるように、臭腺が発達している動物ですので、臭いが強いのかもしれません。性成熟前の去勢・避妊と臭腺除去手術によりかなり臭いは抑えられます。

ものを集める習性がありますので、部屋で自由にさせていると気に入ったおもちゃやエサを自分の気に入った場所(隠れ家のような場所)に集めます。

フェレットは夜行性な動物と言われていますが、日中も活動します。
飼い主の活動時間に合わせることのできる動物です。
1日の活動時間はそれほど多くなく、数時間活動しては数時間休む、を繰り返し、1日の半分くらいは寝ています。

フェレットは肉食性の強い動物です。消化に時間のかかる繊維質のものはうまく消化できません。
繊維質のものをを多く与えると下痢する場合があります。

フェレットは寒さに強く、暑さに弱い動物です。
特に夏場などは室温があがりすぎないように注意する必要があります。


≪フェレットの適正飼育環境と設備、工夫すべき事≫

飼育施設にはフェレット用ケージなどを使い室内で飼育します。
ケージはできるだけ大きなものを用意しましょう。
ケージにはハンモックや潜れる布袋などの寝床、フェレット用に市販されているケージのコーナーにつけられるような形のトイレ、餌入れ・水入れを入れます。

寝床とするハンモックや寝袋はいろいろなものがフェレット用として市販されていますので、そういったものでいいかと思います。もちろん手作りするのもいいでしょう。

フェレットは隅っこに排泄する習性があります。
ケージや部屋の隅にトイレを用意しておくと、自らそれを使うことが多いです。
一番最初はトイレの場所を教える意味で、フェレットが後ずさりして尻尾を背中の方にそらせてきたら、トイレに誘導してそこで排泄させてあげましょう。
トイレの砂は、猫用の固まるタイプのものは避けて下さい。猫用の固まる砂は、万が一目や口に入った場合に中で固まる危険性があるのでお勧めできません。

餌入れ・水入れはフェレットが倒してしまわないように、ケージに取り付けられるものがいいです。

ケージはすき間風の入らない所で直接日光のあたらない所に置きます。フェレットは暑さに弱い動物です。体表の汗腺機能が未発達なので33℃以上は耐えられないのです。徐々に馴らしていけば、ある程度の暑さにも耐えられるようになるらしいですが、決してフェレットにとっては快適ではないでしょう。暑さは体力を消耗しますので、無理をさせればさせただけフェレットを弱めることになります。エアコンなどで室温の上限を27℃くらいに保つようにして下さい。(エアコンの風が直接フェレットにあたらないように、ケージの置き場所を考えるようにして下さい)

フェレットはケージの中でだけ飼う動物ではありません。
彼らは飼い主とのコミュニケーションを必要とする動物ですので、最低でも日に1時間はケージから出して一緒に遊ぶようにして下さい。

フェレットは遊び好きです。
部屋の中にあるフェレットにとって危険な可能性のあるものをカバーしてから、一緒に遊んであげて下さい。

フェレットはタンスやベッドの下など5cmほどの隙間があればそこに潜り込んでしまいますので、入られたくない場合は隙間はふさいでから遊びましょう。頑丈に塞いでしまうと後が大変かもしれませんので、遊ぶ間だけタオルなどを詰めてで塞いでおいたりするのもいいかと思います。

フェレットは好奇心旺盛な動物です。見知らぬものに対して恐れるよりも興味津々で向かっていくことの方が多いです。これは、言い換えれば室内の全てのものがフェレットにとっては好奇心の対象になるということです。口に入れると危険な尖った部分のあるものや割れやすい(噛み砕くことのできる)プラスチック製のものなどフェレットに害のある可能性のあるものは口に入れることのないように片づけるようにして下さい。電気のコードなど片づけることのできないものは、噛んでも大丈夫なようにカバーをつけるといいかと思います。また、フェレットに噛まれたくないもの(洗濯機のホースや歯磨き粉のチューブなど)は、フェレットが噛むチャンスを得ることができないように事前に触ることが出来ないようにしておくといいでしょう。

フェレットは石鹸が好きです!
石鹸や歯磨き粉のチューブなどはフェレットが触ることができない場所に必ず移動してください!

(執筆者:村田 亜衣)

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