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キオビヤドクガエル

ヤドクガエルの第14弾は、これこそ警告色!!キオビヤドクガエルです!!なんとなく寅年っぽいし!

執筆者:星野 一三雄

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キオビヤドクガエル

学 名Dendrobates leucomelas別 名:レウコメラス、レウコメ英 名:Yellow-banded Poison Frog分 布:ベネズエラ、ブラジル北部、ガイアナ、コロンビア全長:31-50mm

いかにも毒があります、という警告色を思わせる特徴的な体色のヤドクガエルです。

属中で最大級の種類でもあり、比較的ガッシリとした体格です。黄色地に黒色の太いバンドが特徴ですが、このバンドは途切れてスポット状になることも多いようです。

熱帯雨林に生息し、地上で生活をしますが、比較的高い場所に登ることも多く、主に日中に活動をします。またヤドクガエルとしては珍しく、乾季に休眠をすることが知られています。

2月から3月にかけて繁殖を行い、メスは枯れ葉の下などの湿度が高い場所に2-12個の卵を産みます。メスは1シーズンで100-1000個の卵を産むことが知られています。卵は10-14日ほどで孵化し、オスはオタマジャクシを背負って、植物の葉の付け根などの小さな水場に1匹ずつ連れて行きます。オタマジャクシは70-90日ほどで変態にいたり、陸上生活に移り、2年ほどで性成熟します。

自然での生態等は概ね、どのヤドクガエルも似ているのでマダラヤドクガエルの項を参考にして下さい。

本種は、その体色から、もっともヤドクガエルらしい種類と言え、大きいため飼育もしやすく繁殖技術も確立しているようです。また飼育下では10年以上生きることも知られています。

こうやって考えると、もっとこんなヤドクガエルが盛んに飼育されてもいいように感じるのは私だけでしょうか?

もちろん、環境の設定や小さなエサの確保は大変かもしれませんが、これだけ両爬の飼育技術が向上し、情報や飼育器具も充実しているのですから、もう少し人気が出てもいいはずです。

一般的に考えれば、決して安価ではありませんが、初心者にも勧められるヤドクガエルのような気がします。

もしかしたら、私でも飼えるのかも、というかかなり飼育してみたい種類です。寅年にちなんで、ちょっとやってみようかなぁ...
キオビヤドクガエル
撮影協力:東山動植物園
赤っ恥をかかない程度の知識
  • 最大級のヤドクガエル
  • 基本的に黄色と黒のバンド模様
  • 比較的飼育しやすい
  • 国内でCB個体が比較的流通する
飼育の基本情報ガイド記事「ヤドクガエルの飼育」を参考にして下さい※「飼育の基本情報」は海外サイトを参考にしました。

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