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画像提供:Endless Zone |
スジヘラオヤモリ
学 名:Uroplatus lineatus別 名:-英 名:Lined Leaf-tailed Gecko分 布:マダガスカル北東部全 長:25cmマダガスカルを代表する珍奇な生物・ヘラオヤモリの一種です。
本種は、ヘラオヤモリの他種と異なり樹皮に擬態するような細かい皮弁やコケのような色彩はなく、細長い体躯に明褐色地に暗色の無数の直線的なストライプがあるだけです。ただし尾は他種同様に平たく縁辺はヒダ状になっていて、目の上にもまつげ状の突起を持っています。
本種は、マダガスカルの森林周辺の竹林に多く、この独特の体色と体型は竹やヤシの枯れた葉に擬態しているためと考えられています。
昼間はこの斑紋が擬態に生かせる竹やヤシの枯れ葉の部分に、体をまっすぐに伸ばして張り付いてじっとしています。夜間には活発に行動して昆虫類を餌にしています。
繁殖の生態は、あまりよくわかっていませんが、他のヘラオヤモリと同様に枯れ葉の下の地面などに2つの卵を産むようです。産みつけられた卵は、80-90日程度をかけて孵化に至ります。
異形の集団であるヘラオヤモリの中では、比較的スッキリした印象で普通っぽい外見をしていますが、それがかえって異色の存在になっています。
よく言われるのですが、本当に宇宙人っぽい。しかし何がスゴイって、昼間にじっとしている時に、体のストライプを生かすように、まっすぐになっているのがスゴイ。誰から教わったわけでもないのに...
それほど多湿環境に生息しているわけではないらしく、他種よりもやや飼育もしやすいということで、もっと日本でもCB化して流通してくれれば良いんですけどねぇ。
ただ実物見ると仰天するくらいデカイので、やや大きめの飼育ケースが必要です。っていうか、デカすぎてちょっとキモいです。
CITES(ワシントン条約)の付属書II類掲載種赤っ恥をかかない程度の知識- マダガスカルのヤモリ
- 竹やヤシの枯れ葉に擬態していると考えられている
- 飼育下ではあまり動かない
- 他種ほど多湿環境を好むわけではない
- WCが流通する
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飼育の基本情報 |
飼育容器 | 45-60cm程度の通気性の良いケースを使う |
温度 | 20-30℃に保温する |
照明 | 特に必要なし |
床材 | ヤシガラ土やピートモスなどをクッション代わりと湿度保持のために敷いた方がよい |
容器内レイアウト | シェルターと止まり木が必要。コルクバークを立てかけるとそれを兼ねることができる |
餌 | コオロギなどの昆虫。カルシウム剤などの添加は必須 |
基本的な世話 | いわゆる多湿系樹上性ヤモリの飼育方法- 立体活動ができるようにする
- 他のヘラオヤモリほどは湿度を要求しないらしいので朝方に霧吹きをする程度でいいらしい
など |
※「飼育の基本情報」は「ゲッコーの本(リアルエステイト社)」「爬虫・両生類ビジュアルガイド トカゲ2(誠文堂新光社)」および海外サイトを参考にしました。 |
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