2006年の流通
いつものように、あまりこういう話題は得意ではない星野ですが、お陰様で「
両爬オンライン図鑑 Terra Herps.」作成の効果か、以前よりは敏感に感じ取れるようになりました。
2006年の国内への両爬の流通をちょっと振り返ってみましょう。
・曲頸の入荷がアツかった!夏はビッグネームの入荷がありました。
一つは国内初流通の
サバンナヨコクビガメPodocnemis vogli 。もう曲頸マニアが泣いて喜んだわけですが、その後が悪かった。実は、現地で大量に殖やされていたようで、次々に大量に入荷して、あっという間に国内ではだぶつき、わずか数週間で価格が10分の1程度に大暴落してしまいました。誰が悪いわけでもないんですがねー。「神の見えざる手」ですから...でも命の価値は一緒。大切に飼っていきましょう!
また秋になってからは
アフリカ産ハコヨコクビガメの仲間が続々と新しく入荷されてきました。ま、正直言って、好きな人しかわからない世界ではあるんですが、実物を見ると極端な大型種は別としても、手足と頭が大きくて丸みがある外見はなかなかかわいらしいカメさんたちです。今後、コンスタントな入荷は、そのマイナーさからも望めないでしょうけど、見たいときに見られるように、欲しいときに手に入れることができるように、曲頸マニアのみなさんは、CB化にご尽力頂けますよう。
また同じ曲頸で
エキスパンサ様(コウヒロナガクビガメ)がEUCBを中心に流通が増え、垂涎ではありますがもはや幻でなくなってきたようになったことも今年の出来事といってもいいでしょう。
・待望のトゲオアガマたち時を同じくして、一部のファンを狂喜させたのが
リビア産サバクトゲオアガマ基亜種Uromastyx acanthinura acanthinura の入荷です!
生息地の政情からほとんど入荷が望めなかった亜種でしたので、トゲオアガマファンたちは何年も待った甲斐があった、という気持ちだったことでしょう。
また最近では、同じサバクトゲオアガマの別亜種モロッコサバクトゲオアガマのWCがなんと十数年ぶりに流通したとか。なんか、ちょっとトゲオアガマファンがうらやましいです...
・真っ赤なイグアナ登場また同じ頃に、驚愕のグリーンイグアナが日本にもようやくやってきました。記事にはしなかったのですが
真っ赤なエリスリスティックスのグリーンイグアナです。その美しさに誰しも驚き、久しぶりにグリーンイグアナが話題になった出来事でした。
・エキスポ発ナミヘビブームヘビはレア種とか新入荷とかではなく、ちょっとしたブームがいくつか見られたのも特徴です。
やはりトレンドの発信は夏の
フロリダのエキスポのようで、まずは
セイブシシバナヘビが
アルビノを中心に大人気で、さらにHBMでも
ノーマル個体が飛ぶように売れていたのはブームと言えるでしょう。
またビバリウムガイドが火付け役になったのが後半になってからのアメリカンラットブームです。
ベアードラットとか
バハラットなど、あまりこれまで見向きされなかったヘビの新しい魅力を再発見したファンが多いようでした。
2006の繁殖
個人のレベルや完全に表に出てこない方もいらっしゃるので、どうしても話題になった、あるいはイベントに出展されたという範囲でしかわからないのですが、私個人が「すげーなー」と思った2006年の繁殖状況を振り返ってみましょう。
ぶりくら2006で話題No.1だったのが
ラバーボアでしょう。アメリカからなかなか入ってくることが厳しいヘビですから、日本でコンスタントに繁殖されたら楽しそうです。
一方、
HBM2006では、これこそ国内初の
ショートテールモニターの国内CBが出展されていました。こういうのを快挙と言うんでしょう。
またHBMでは
キャメロンハイランド産マレースジオのCBも、好きな人には実にたまらない逸品だったようです。ヘビのブリーダーは本当に熱心です。
一方、イベントではないのですが、どうやら国内のボールパイソンもあらたなブームに突入したようで、そのきっかけを作ったのが
アイボリーの国内作出でしょう。柔らかなその体色は、もはやボールパイソンとは違ったヘビになっています。
外国に負けていません。日本のブリーダーも。