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ハイポ・タンジェリンの基本情報と飼育方法……赤系の代表品種!

今回は、ハイポ・タンジェリンの基本情報と飼育方法をご紹介いたします。ヒョウモントカゲモドキの赤系の代表品種であるハイポ・タンジェリン。鮮やかなオレンジ色の色素が多く乗っている品種です。温度や床材はどうしたら良いのでしょうか。

執筆者:星野 一三雄

ヒョウモントカゲモドキ"ハイポ・タンジェリン"の基本情報

ハイポ・タンジェリンの基本情報と飼育方法

ハイポ・タンジェリンの基本情報と飼育方法

ヒョウモントカゲモドキ"ハイポ・タンジェリン"
学 名Eublepharis macularius別 名:レオパードゲッコー、レオパ、ハイタン英 名:Leopard Gecko "Hypo-tangerine"分 布:イラン、イラク、アフガニスタン、パキスタン、インド西部全 長:20-28cm

ヒョウモントカゲモドキの赤系の代表品種であるハイポタンジェリン(Hypo-Tangerine)です。

ノーマル個体の色彩についてはノーマルの項を参考いただいたとして、本品種はハイポメラニスティック(減黒色色素)つまりヒョウモンの名前の由来になっている全身に散在するはずの黒色斑紋が少なく、タンジェリンつまり鮮やかなオレンジ色の色素が多く乗っている品種です。

写真の個体はほとんど黒色斑紋がありませんし、尾の付け根部分に非常に大きな面積のオレンジ色の部分があるクオリティの高い個体です。残念ながら幼体にはタンジェリンの特徴が見られないため、成長してどのくらいのオレンジ色の部分が乗るのか想像しにくいです。逆に言うと成長させる楽しみがあります。

以前の図鑑や雑誌などを見ると、タンジェリンなんて言ってもちょこっとだけオレンジ色が乗っているだけでした。ところが最近は国内のCBでも比較的求めやすい価格で流通するようになりました。もちろん、写真のようなクオリティが非常に高い個体は高価ですが。

オレンジ色の部分を増加させていくなんて、本当にそういう目的を持って選別交配を繰り返さなくてはいけないわけですから、ブリーダーさんたちの苦労には頭が下がる思いです。

レオパの人気というのは若干落ち着いてきたような感じですが、こうしてどんどんキレイな品種が流通するのは楽しいものです。

その他の情報はノーマルレオパの項を参照して下さい。

 

ヒョウモントカゲモドキ"ハイポ・タンジェリン"の飼育方法

飼育容器
小さめのプラケースでよい。通気はしっかりと行えるように工夫すること。

温度
基本の温度を25℃、ホットスポットが30℃、夜間は20℃程度まで下げる。飼育容器の床面の半分程度をフィルムヒーターを敷くことによって保温する。

照明
特に必要なし

床材
食べてしまっても無害の細かい砂などを敷く。カルシウム粉末をそのまま敷いても良い。

容器内レイアウト
シェルターと水容器を設置する。


コオロギ、ミールワーム、ジャイアントミールワームなどの昆虫類、ピンクマウス。サプリメントは必須

基本的な世話
いわゆる乾燥系地表性ヤモリの飼育方法
  • 朝に霧吹きをして水分を摂らせる
  • 過度に乾燥させないようにする
  • オス同士を同居させない
など ※「飼育の基本情報」は「爬虫・両生類ビジュアルガイド トカゲ2(誠文堂新光社)」「ゲッコーの本(リアルエステイト研究所)」と海外サイトを参考にしました。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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