爬虫類・両生類/ヤモリ・イモリの飼い方

アカハライモリの飼い方

赤いお腹が美しく人気のあるアカハライモリ(ニホンイモリ)の魅力と飼育方法を解説。生態、飼育準備、エサなどの情報を詳しく写真豊富でお伝えします!

執筆者:星野 一三雄

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イモリの魅力

では、そんなアカハライモリを飼育することの魅力は何でしょう。

・美しい体色
アカハライモリは背中から見ると地味な色ですが、もちろん腹側の赤色は、地味な体色をした日本の両爬が多い中、派手とも言えるほどの鮮やかさで文字通り異彩を放つ存在といっても良いでしょう。
先日、この記事のために、採集地である近所の水田でイモリの写真撮影をしていたのですが、その時に地元のおばあちゃんが通りかかって、声をかけてきました。その時に
「へー、こうやってあらためて、腹を見るとキレイでかわいいんだねぇ」
と関心をしていました。
いつも水田の管理をしている時は上からしか見ないので、意外にイモリの赤い腹を意識することが少なかったのかもしれません。

・飼育が易しい
アカハライモリは両爬の中では比較的、飼育が易しい部類に入れても構わないでしょう。
特に、ほとんど完全水中生活者と言っても差し支えないために、高価な両爬専用の飼育器具を必要とせず、安価で良質の観賞魚用の飼育設備で飼育できます。また、観賞魚飼育のノウハウも飼育に応用できるのも助かります。さらに小型であるため飼育設備が大規模にならないことも魅力です。

・長寿である
意外に知られていないのですが、アカハライモリはうまく飼育すると大変長生きします。
一般に有尾類の仲間というのは代謝が不活発であるため長寿である場合が多いのですがアカハライモリも例外ではないのです。
中には飼育下で25年以上生きている例もあるようです。

・繁殖が可能
繁殖させてどうするのか、と思われるかもしれませんが、アカハライモリは飼育下で繁殖しやすいというのも魅力といえます。
話は逸れますが、生物学の実験ではよくイモリが使われます。高等学校では「発生」の単元でなかなかエグい実験に使われることも多いのです。
つまりこのように実験動物として使われることも多いのですから、そんな意味でもイモリの飼育や繁殖法に関してノウハウを蓄積していくことは、決して無駄であるとは思いません。私たちの飼育が、いつか自然科学の進歩に役立つ可能性だってないとは言えないでしょう。

以上のようにイモリの魅力は多いのですが、総合すると
「あらゆる両爬の中で、もっとも初心者の飼育の対象として勧めることができる」
と言えるのではないでしょうか。
いくつかの注意点を守りさえすれば「キレイ」「飼育しやすい」「丈夫」「長生き」「小さい」「繁殖しやすい」「よく動く」「入手しやすい」と、飼育初心者に両爬飼育の楽しみを比較的手軽に実感できる生き物であると言えるでしょう。
写真がショボい...
飼育下のイモリ

更新日:2005年04月21日

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