フィールドワーク

更新日:2005年03月11日

今月のフィールディング・番外編 極寒の八重山紀行

記事の更新が遅くなった理由がコレであります。行ってきちゃいました、またまた。石垣と西表のフィールド記です。やはり更新をサボって行くもんじゃないですね。反省...

全国の両爬ファンのみなさん、コンニチハ!!

昨年に10ヶ月間連載していた「今月のフィールディング・番外編」であります。
え?何を今さら、と?

実は2005年3月4日から7日まで恒例の南西諸島フィールディングへ行ってきたのですが、ちょっとその顛末をご報告したくて...

と言うわけで、今回のフィールド記は題して「ハンター星野・極寒の八重山へ行く!」であります!
仲間川のマングローブ
西表島の風景

冬の八重山って...

ま、私の旅行記をダラダラ書くのは後回しとして、お役立ち情報満載の弊サイトとしましては、まず最初に、今回の八重山フィールディング旅行で得た教訓をみなさまに教えちゃいましょう!

結論1・・・3月の沖縄はムリして行かなくても良い
結論2・・・天気予報で週間予報が「最高気温18℃未満」「曇り(または雨)が優先」している場合は思い切ってあきらめる
結論3・・・成果が上がらずとも腐らない


であります。

一体、今回何があったのかというと、とにかく「寒かった」であります。

どうやら、私が八重山に行っている期間は沖縄気象台の最低気温の記録を更新したとか、あるいは104年ぶりに奄美大島で積雪を確認したとか、とにかく少なくとも3月の八重山にあるまじき寒さだったのです。

南国西表でも、私たちが滞在中の最高気温が16.6℃、最低気温は10.4℃、平均気温12℃...って、これって東京の11月下旬の気温ですわ。

これじゃあ、いくら西表と言えども爬虫類なんて出てきやしません、て。
もちろん西表島で、このコンディションというのは特別なことです。だいたい西表島の3月の平均最高気温は23℃、平均最低気温は17℃、平均気温は20℃ですから、本当に今回は特別なことで、いつもこうとは限りません。

でも、私みたいに「今回ダメだったけど、また来月にでも来ればいいや」なんて愚か者なら、一回くらいダメでも南西諸島フィールディングをやめたりしません。でも、ずーっと楽しみにしていて、やっと休みをとって、万全の準備をして、貯金をはたいて、楽しみにして来たのに、って方だったら「南西諸島なんてこんなもんか」ってガッカリしてしまうでしょう。

ですから、みなさんの貴重な時間やお金をつかって南西諸島へ行くのならば、週間天気予報などをしっかりと見て、万全の計画を立てて、コンディションが悪そうだったら、あきらめることも必要なのだと思います。

しかし、そんなコンディションでもさすが俺。それなりに両爬たちとの出会いはしてきましたので、たいした成果ではありませんが、どんな旅行になったのか、その顛末を簡単にご紹介しましょう。

ターゲット変更

とは言えやはりこんなコンディションでは、いくらハンター星野と言えどもヘビやトカゲに逢えるわけがありません。
実際、西表島ではほとんど昼間に太陽が出ていませんでしたので、トカゲの姿はまったく見かけることはできませんでした。

また、期待の夜に至っては10℃の低温と強い風、さらには乾燥した空気とヘビが出ない3つの条件をすべて満たしていましたので、こちらも玉砕。
どんなことがあろうと、八重山ではサキシママダラが姿を見ないことは、かつてなかったのですが、今回は彼らすらも見つけることはできませんでした。
しかも何がスゴイかと言えば、これまたどんなコンディションでも見つけることができたカエルにさえ振られる始末。本当に冬の八重山だったんです。

そこで狙いを変更して、本土では見ることができない蟲たちを探すことにしました。
蟲たちは、気温が低くても石の下や、地面の中に潜っていますのでなんとか見つけることはできるはずですから。

で、この狙いはズバリ的中。これが八重山のおもしろいところです。日本で唯一のキョクトウサソリ科のサソリ・マダラサソリとか、酸っぱい臭いのヤエヤマサソリモドキとか、ナフタレン臭いマルヤスデの仲間とか、オオムカデの仲間とか...私のように得体の知れない蟲好きにはたまらなく楽しい面々との出会いを楽しむことができました。
その中でも、今回のお気に入りは和製タランチュラ・ジョウゴグモ!今回は、こいつと出会えただけでも十分満足できると言っても過言ではありません。外国のタランチュラまではいきませんが、国産種にこだわる星野的には十分な迫力のクモです。
微毒らしいんですが...結構、毒は強いらしい...
マダラサソリジョウゴグモの一種

ただ、今回もそうだったのですが、蟲採りの時は「八重山の王者・サキシマハブ」には十分注意しましょう。どんな時期でもそうですが、蟲たちがいる場所、つまり石の下とかはサキシマハブのねぐらになっていることがあります。
サキシマハブ
石の下で寝ていたサキシマハブ


実は今回も、この寒さにもかかわらず3匹のサキシマハブと遭遇してしまいましたから。
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星野 一三雄

5歳でのミドリガメ飼育を最初に、物心ついた頃から、三度の飯より生き物好きの暮らしを送る。両性爬虫類の…

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