ヘビの飼い方

更新日:2003年04月02日

日本の美ヘビたちのピンチ!ヒバカリの飼育

まるでCMの影響でチワワブームのように、両爬界ではちょっとしたヒバカリブームのようです。ところが意外にヒバカリは飼育が難しいヘビです。そんなヒバカリ飼育のポイントを紹介します。

全国のネット上の両爬ファンの皆様、コンニチハ。
今回は、緊急でヒバカリの飼育方法に関して触れてみたいと思います。


▼なぜヒバカリ?
「なんで突然ヒバカリなのか?」と思われる向きも多いでしょう。
実は最近(2003年3月)ネット上の通販、オークションサイトで、集団冬眠しているのを掘り起こしたと思われるヒバカリたちが大量に販売されているのです。
確かにヒバカリは
・おとなしい
・大きくならない
・かわいらしい
・マウスでなくても飼える

と、一見いいことずくめのヘビですので、人気も高く、それが安価で販売されていれば飛びついてしまう方も多いでしょう。

ところが飼いやすいかと言うと答えはノーです。細かく言うならば「1シーズンを楽しむだけならば簡単。それ以上の期間の飼育は難しい」ヘビなのです。ましてや、冬眠中に掘り起こされたような不安定な体調で販売されたような個体などは、下手をすればその夏を越えられずに殺してしまいます。
まさに、これこそ私たち野生動物の飼育を趣味を持つ者たちが忌み嫌う消費的飼育になってしまうのです。
そういう意味でも、この時期に安価に大量に入荷したヒバカリを購入することは極力避けたいところです。

そこでこれだけ大量に販売されてしまっているヒバカリたちが一匹でも多く幸せに生きることができるように、そして少しでも多くの子孫が残せるように、との思いで、最も適切と考えられる飼育法とそのポイントを今回は紹介し、買われて行かれた方々に実践いただきたいと考えています。

▼ヒバカリと普通のヘビとの違い
ヒバカリの飼育は普通のヘビ(いわゆるラットスネーク)の飼育とは感覚がちょっと異なります。
その原因は彼らの大きさに因ります。
小さいから
・温度や湿度の変化の影響を受けやすい
・餌切れ、水切れに弱い
・病気になったら手の施しようがない
・何にしても耐久性が低い

のです。
さらに、そもそも全然食性が異なるのですから、
・ピンクマウスでは飼育できない
ことも理解しましょう。

ですから、コーンやキングスネーク、国産であればアオダイショウやシマヘビたちのような一般的なラットスネークのように
「多少環境が悪くても飼育が可能」とか「いい加減な越冬でも平気」とか「数週間の拒食くらいならば心配しなくてもいい」とか、ましてや「餌さえ食えば、ほぼ飼育が成功」などと言うことはありません。
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星野 一三雄

5歳でのミドリガメ飼育を最初に、物心ついた頃から、三度の飯より生き物好きの暮らしを送る。両性爬虫類の…

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