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| 彼らの運命は、関わる人間によって大きく左右されてしまう……。 |
私達にもできることがある
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| 多くの人の善意と努力によって、不定期で開催されているバザー&里親会。 |
去る4月5日、千葉県内にある小さな町で、保護された犬猫達と新しい里親との出会いを求めた里親会が開催されました。合わせて、保護犬達の世話に必要となる活動資金を捻出するために、日曜雑貨をメインにしたバザーも併催。
主催は、『
AMBROSIA DOG HOME』という私設ドッグシェルター。11名のボランティアに支えられながら、自分達の信念の下に、日々寝食を惜しまず保護を必要とする犬猫達の世話に明け暮れている小さな保護活動グループです。
彼女らを突き動かすものは何なのか? 同シェルターの代表AMB MAMさんにお話をお聞きしました。
=Index=・きっかけは保護した1頭の犬
・寝る暇もない奮闘の日々・一人一人の胸に刻みたい
きっかけは保護した1頭の犬
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| 地域的に、まだ幼い子犬や子猫達が捨てられていることも多いという。 |
3年前に現在の土地に引っ越してくるまで、AMB MAMさんは一人の観光客として愛犬を伴い、度々この地を訪れていたそうです。そんなある日、山の中で1頭の犬を保護。どこから見ても立派なオーストラリアン・シェパードでした。しかし、極度の栄養失調で骨が浮き出た体は、迷子とは違う別な事情を感じさせました。結局、捨てられていたことが判明。幼い頃より犬に囲まれた生活を送ってきたAMB MAMさんは、その子を見捨てることはできず、そのまま自宅に引き取ったのでした。
「最初の頃は牛蒡を手にしているだけで部屋の隅に逃げてしまって出てこなかったりと、虐待されていた様子が伺えました。何かトラウマになるものがあったのだと思いますが、散歩中にある種の車を見ると、パニックを起こした末に車の往来も目に入らず、車の流れに飛び込んで行こうとすることもあって、その度に“守ってるよ”と抱き締めてその場をなんとかやり過ごしたものです」(AMB MAMさん)
あばら骨の間に人間の指がすっぽりと入ってしまうほどに痩せていたその子が、食べたものを身にできるまでには一年以上かかったという話です。
「食べても体が受けつけなくて、すぐに吐いてしまうし、下痢をするんです。少量のおかゆを一日に何度も分けて与え、お腹がやっと落ち着くまでには随分とかかりましたね。一度極限状態になってしまった体が元に戻るのは大変なものなんだと、その時に初めて実感しました」(AMB MAMさん)
地域の現状からレスキュー活動を開始
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| 可愛いだけでは飼えないのが犬。飼い主としての最低限の義務は果たしてくれるよう、啓蒙活動にも力を入れている。 |
やがてAMB MAMさんは、ずっと一緒に暮らしてきた愛犬(アンブロシアちゃん/ラブラドール・レトリーバー)の将来を考え、もっと自然に親しめる土地で暮らさせてあげたいと現在の土地に引越しをしました。もちろん、保護したA・シェパードも一緒です。
ところが、都会とは違う犬猫達が置かれた環境に愕然。番犬として扱われている犬達は繋がれっぱなしで散歩もしたことがない様子。散歩をしていたとしても、ウンチはそのまま放置状態。病気になっても病院に連れて行く気配もあまり見られず、動物のことは二の次というような状況がそこここに見られることにAMB MAMさんは心を痛めました。
ある意味では、そういったことも仕方ない環境がありました。というのも、高齢者の多い山間の土地、自分が病気になっても移動手段に欠くことから病院に行くこと自体が難しいという人も多く、昔ながらの犬の飼い方が定着していることに加え、高齢化社会の波に飲み込まれるつつある実情もそこにはあったからです。
しかし、それを納得してみたところで、犬猫を棄てる人は後を絶たず、また保護を必要とする子達を、目を瞑って見ていられるほどではありませんでした。
そこで、AMB MAMさんは決心したのです、自分が犬猫達の代弁者になろうということを。
次のページでは、実際のレスキュー活動の様子を。