犬関連情報

更新日:2001年06月26日

待望の一冊! 『東洋医学がペットを救う』

坂本徹也の『東洋医学がペットを救う』がWAVE出版から発売に。『よい獣医さんはどこにいる』から構想&取材9カ月、本人いわく「渾身の1冊」だそうです。

文章:坂本 光里(All About「犬」旧ガイド)
『東洋医学がペットを救う』でワンコを救え!


『東洋医学がペットを救う』(坂本徹也著・WAVE出版)が出ました!
これは前著『よい獣医さんはどこにいる』の続編として企画された本でしたが、それとはまったく違った1冊になっています。『よい獣医さん』は、獣医界の問題点とよい動物病院を探し歩く旅の記録だったわけだけど、『東洋医学』のほうは針灸・漢方をはじめとするホリスティック(全体)的な医療のほんとの効果とそれを実践している獣医さんたちの活躍を追うレポートですね。

えっ、うちの獣医さんは西洋医学しか知らないって? そうでしょう。東洋医学(あるいはホリスティック医学)は獣医さんの大学で教えてくれるものではありません。それをやる先生たちは、自分でそういうことを勉強する機会を見つけて、自主的に練習をして身につけてきた人たちなのです。その範囲は、針灸や漢方医学をはじめ、エッセンシャルオイルを使うアロマテラピー、同種療法と呼ばれるホメオパシー、野生の花の朝露の波動を使ったフラワーエッセンス、気功、エネルギー療法とかなりの広がりを見せています。

では、どうして今こういう新しい治療法が注目されつつあるのでしょう?
それはやはり、西洋医学というものに限界を感じている先生がたくさんいるからなんですね。ワンコの病気も、無理なブリーディングや毎日ドッグフードから摂る化学物質や高齢化の影響でどんどん難しくなり、検査を重ねなければわからないものが多くなってきました。この病気ならこのクスリという簡単なものではなくなりつつあるわけです。おまけに病名がわかっても対処のしようがない、クスリの副作用が強くて長い投与は続けられないということもあります。そんなときに、身体にやさしい針や漢方薬を使ったり、「メディカルA」というティートリーの混合オイルを使ったりすることで、すごい効果が上がったりする。やはり人間よりもワンコたちのほうがより自然に近い存在なのでしょう。てんかんが軽くなる、皮膚病やガンコな外耳炎が改善される、慢性の大腸炎が治る、腫瘍が消える、肝臓や膵臓の値がどんどんよくなる…その効果にはちょっと信じられないものがあるようです(読んでいくと「これって人間にも使えるんじゃない?」と思ってしまう)。

だけど、中には「これは本当かな…?」と思ってしまう治療法もありますよね。理屈はわかるけど、ほんとに効くの?と言いたくなるやつ。そんな疑問に答えを出そうと、著者である坂本徹也はどんどん切り込んでいきます。ホリスティック医学はどこまでワンコに有効か? それをやっている先生たちはどんな考えでやっているのか? そこに西洋医学に代わる答えはあるのか? 秘密のベールの向こうにあるものが徐々に見えてきます。これからのワンコの健康維持を考えたとき、こうした新しい治療法を知っていることが強い味方になる、そう思わずにはいられなくなる1冊だと思います。



坂本徹也

ライター、ペットジャーナリスト。建築家と組んで家を建てた経験から「All About Japan 建築家サイト」でガイドも務める。著書に『よい獣医さんはどこにいる』(WAVE出版)、『アッシュと歩いたヨーロッパ』(主婦の友社)。現在、『小さな命を救う“未病の発想”』『建築家と家を建てる---26の建築デザイン案』(仮題)を執筆中。

「よい獣医さんはどこにいる」
WAVE出版
「アッシュと歩いたヨーロッパ」
主婦の友


 建築家サイト:http://allabout.co.jp/house/architect/
「Pet Journal」:http://www.mars.dti.ne.jp/~pike/

(執筆者:坂本 光里)

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