離婚/お金の問題

離婚慰謝料と養育費をしっかりもらうコツ

離婚条件についての交渉を成功させるコツは、「嫌々」ではなく「気持ちよく」支払ってもらうことです!

岡野 あつこ

執筆者:岡野 あつこ

離婚ガイド

離婚条件交渉術はマイナス感情を封印すると成功する!

落ち込み
おまえにはつらい思いをさせて悪かったと思っている―
離婚カウンセラーの岡野あつこです! 「離婚するに当たって、慰謝料や養育費をしっかりと少しでも多くもらうコツみたいなものはありますか?」こんな相談を受けます。慰謝料をもらう側であるということは、少なからず「どうして私が離婚なんてすることになってしまったのか……。悔しい」という思いがあるのではないでしょうか。

そんな思いが強ければ強いほど「慰謝料はがっぽり取ってやる! そうじゃないと気が済まないっ」と、はらわたが煮えくり返っているかも知れません。そして大概の人が、そのまんまの感情を相手にぶつけてしまい玉砕してしまいます。

人間よほどの大人物か大金持ちでもない限り、これから別れていく相手には1円でも出したくないものなのです。そういうわけにもいかなければ、支払うけれどもその経費は最小限に抑えたいと考えます。そんなところへ憎悪の感情をぶちまけられた日には、相手はますます頑なになってしまうものなのです。

夫に離婚の責任がある場合、少しでも多く慰謝料を支払ってもらうには?

そこで、私がオススメするのが、直球ではなく変化球を投げてみることです。どういうことかといえば、相手を思い切り褒めて持ち上げて気分をよくさせた上で、金額交渉に入るのです。

■離婚条件交渉術-慰謝料

OK「あなたのこと、本気で愛していたからこそつらかった。だからあんなにも責めてしまったの。ごめんなさい。私にも至らない点があったと思う。あなたは仕事もできるし、きっと今後ますます出世すると思うの。私は、あなたと別れた後、ひとりで生きていくのはとても不安だわ。だから慰謝料はどうか○○万円払ってください。お願いします」

NG「自分で何をしたか、わかってんでしょうね? あなたは○○行為という法律違反をしたのよ! 慰謝料はたっぷり支払ってもらいますからね。○○万円、出しなさいよ」

これまで相手にぶつけてきた恨み言は全部封印です。最後の最後は「この相手との結婚もいいときはあったのだ」と気持ちを切り替えて交渉するのです。

→少しでも多く養育費を支払ってもらいたいとき―
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