墓地・霊園は経営主体によって、大きく公営墓地、民営墓地、寺院墓地の3つに分類することができます(昔から伝わる村落共同体が経営する村墓地等はのぞく)。それぞれの特徴を説明します。
公営墓地
公営・民営・寺院墓地の特徴を知っておけば候補が絞られてきます
公営墓地とは都道府県や市町村などの自治体が運営している墓地のこと。永代使用料や管理費が安いうえ、永続性が保証されている点などから人気がありますが、随時募集を行っている公営墓地は少なく、募集期間を定めて抽選で利用者を決めるところが多いようです。
■公営墓地の特徴
- 自治体が運営しているため経営や管理体制が安定している
- 石材店を自由に選ぶことができる
- 宗旨・宗派を問わず購入できる
- 霊園の規模が大きい
- 申込者が多く抽選制になっているため入手しにくい
- 「区画を選べない」「遺骨が手元にないと申し込めない」「管轄内に住所がないと申し込めない」など規制がある
募集の詳細については、各自治体の官報やホームページで告知されます。公営墓地の永代使用料は、比較的安いと言われていますが例外もあり、1区画数十万円もあれば数千万円まで多様。1区画が比較的広いことが多く、墓石を建てたときに予想以上に総額が大きくなってしまうケースもあります。
民営墓地
民営墓地とは、永続性が保証されている公益法人や宗教法人などに経営が許可されている墓地のことです。母体の経営が宗教法人であっても、○○霊園として宗旨・宗派不問の墓地として販売しているものを一般的に民営墓地と呼んでいます。業者によって公園墓地、公苑墓地などの表記を使用する場合もあります。
■民営墓地の特徴
- 購入者の資格制限がなく、宗旨・宗派不問の場合が多いので、条件を気にせず選ぶことができる
- 1区画に2基以上のお墓を建てたい、隣同士の区画がほしいなど、気に入った区画を選ぶことができる
- 駐車場や法要の場所など施設が充実しているところが多い
- 生前に購入することができる
- 石材店は指定業者制になっている
- 霊園指定のお寺でないと法要等できない場合がある
- 業者によって公園墓地、公苑墓地と言う場合ある
民営墓地は、石材店や霊園開発業者が運営に関わっていることもあり、多くの場合永代使用料は近隣相場を考慮した金額で設定されています。都市部なら1区画100万円を超える区画も珍しくありませんが、概ね30万円~60万円が最多価格帯となっています。