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日本語で描くタイ人漫画家タム君知ってる?

日本でもファンが急増中の”日本語で漫画を描くタイ人漫画家タム君”。素朴な絵から伝わる日本への強いメッセージを感じさせるタム君漫画の世界を覗いてみませんか?

執筆者:清水 千佳

「漫画といえば日本!」というイメージはタイでも20年以上前から定着しています。日本の漫画と言っても、昔は海賊版のコミックが主流でしたが、今ではタイ語に翻訳された最近の漫画が本屋に並ぶようになりました。実はバンコクでは漫画のコスプレ大会も開催されているんですよ。さらに最近では、日本語で漫画を描いているタイ人漫画家がここ日本で注目されてるのです!

日本でも注目度上昇中のタムくんって?

自身の漫画以外にも、吉本ばなな氏の本の表紙、細野晴臣氏のCDジャケットも手がけているタムくん
彼の名前はウィスット・ポンニミット、愛称タムくん(タイ人はほとんどの人が愛称を持っています)。現在32歳。1998年にタイで漫画家デビュー。子供のころから日本の漫画やアニメを見て育ったというタムくんは、2003年~2006年まで日本に留学。そのときに日本語を習得し日本語でも漫画を描くようになりました。現在『IKKI』(小学館)連載の『ブランコ』をはじめ雑誌やCDジャケットへのイラスト提供など日本のメディアを中心に活躍しています。ほかにも雑誌『CUT』や『ビッグ・イシュー』で連載も持っているので、絵を見れば「知ってる!」という人も多いはず。



タムくんから見たイープン(日本)

「確かに日本ってこういう国だよね。」と改めて感じさせてくれる漫画。タムくんの日本へのするどい視点と愛の両方が感じられる
イープンとはタイ語で日本という意味。ガイドが初めて出会ったタムくん作品は日本留学時代に感じたことを漫画にした『タムくんとイープン』(新潮社)。そこに描かれているのは欧米や東アジアの人たちからの視点とは違う「タイ人」としてのタムくんから見た日本。可愛くて素朴な雰囲気の絵からは想像できないくらい強いメッセージ性を感じさせる漫画です。「日本人ってやさしいし、人のことをいつも気を使っていてすごいなーって思う。でもその分、気を使いすぎてて疲れないかなって心配になっちゃう。」と話すタムくん。


漫画の中では、いつも仮面をかぶって生活して疲れてしまった会社勤めの女の子や、ノウハウ本ばかり読んで自分を見失いそうになる男性の話など、日本人ってこうだよね、と感じさせるストーリーが満載。「東京でお洒落な街に行ったら、まわりにあわせてお洒落しなくちゃいけないよね。バンコクはみんなマイペース。ラクチンというかゆるい。あんまりまわりのことを気にしないし。そんな違いが面白いんだ。」両方の違いを肌で感じたからこそ描ける世界なのですね。

次のページではタムくんの注目最新作と、ガイドも描いてもらった似顔絵イベントについてご紹介します。
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