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夏こそカレー! 奥深い世界のカレー事情(5ページ目)

暑い夏には冷たいものより、なぜか辛いカレーが食べたくなったりしませんか? インド発祥のカレーはいまや日本をはじめ、世界各国で食べられている人気食。そんな奥深いカレーの世界へいざ!

古屋 江美子

執筆者:古屋 江美子

旅行ガイド

モテない人はカレーを食べろ?!

タットリタン
韓国風カレー?「タットリタン」。ただし韓国でカレーといえば日本と同じルウを使ったもの
5/14はイエローデー。韓国では、ある条件にあてはまる人がカレーを食べる日です。

韓国には4/14にブラックデーと呼ばれる日があります。これはバレンタインデーやホワイトデーに恋人ができなかった人が、真っ黒な服を着て、真っ黒なチャジャン麺を食べるというシュールな記念日。この日にチャジャン麺を食べている人は「私、シングルです」と公言しているようなもの。なんだか恥ずかしい気がしますが、これはまだ序の口。

なんと5/14のイエローデーはそれでも恋人ができなかった人のための日。シングルの人は、この日に黄色い服を着てカレーを食べないと恋人が出来ないといわれています。インドで生まれたカレーもまさかこんなふうに食べられるとは想像もしなかったでしょうね。ちなみにここでいうカレーとは前述のタットリタンではなく、トロリとした日本風のカレーです。


カレーは健康にイイ!

スパイス
インドの道端で売られていた各種スパイス
カレーの効果は食欲を増進させるだけではありません。カレー含まれる多くのスパイスは健康にもいいものばかり。なかなか栄養が取れない夏にもピッタリの料理です。

例えばカレーの黄色を出すのにかかせないターメリックは肝臓にもよいことで知られています。ターメリックの和名は「ウコン」。お酒好きな方のなかには、日頃お世話になっている人も多いのでは? また最近ではアメリカの教授がターメリックの成分がアルツハイマー病に効果があるという研究結果を発表したことも話題になりました。また美容にもよいといわれ、インド古代の医学、アーユルヴェーダにおいても重要なスパイスになっています。

ほかにも消化を助けるといわれるカルダモン、鎮痛作用もあるといわれるクミンなど、カレーに使われるスパイスは体にいい効果をもたらすものばかり。漢方で使われていることからも、その効果のほどがうかがえますね。


おいしいうえに体にもいいカレー。やっぱり夏に欠かせない一品です。ぜひ、この夏は世界のいろいろなカレーを食べ比べてみてはいかがですか? 暑い夏もカレーで元気に乗り切ってください!

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