グルメ・各国料理(海外)/世界の名レストラン

実在する映画のロケ地、かもめ食堂

日本で大ヒットしている映画、『かもめ食堂』。その舞台であるかもめ食堂は、実はフィンランドに実在するカフェ・スオミ。映画に影響をうけたガイドがフィンランドまで行ってきました。

古屋 江美子

執筆者:古屋 江美子

旅行ガイド

日本で大ヒットしている映画、『かもめ食堂』。フィンランドの食堂を舞台に繰り広げられる、のんびりとしたムードが魅力の映画。見ているだけでなんだか幸せな気持ちになれます。この映画のタイトルにもなっている『かもめ食堂』、実はフィンランドに本当にあるんです。

【Index】

地元の人々に愛されている、Kahvila SUOMI(カフェ・スオミ)

映画と同じ外観に思わず興奮! SUOMIとはフィンランドの意
映画のなかで、小林聡美さん演じるサチエが店主をつとめていたかもめ食堂はフィンランドに実在するカフェ。現地ではKahvila SUOMI(カフェ・スオミ)という名前です。

首都ヘルシンキの中心地から少し離れた住宅街にあるカフェ・スオミ。カフェと名はついているものの、小洒落たカフェというより、むしろ町の食堂に近い感じ。テーブルが8つほどの、こぢんまりとしたお店です。

映画とは机の配置やインテリアは異なるものの、北欧らしい温かみのある雰囲気は共通している
青と白を基調にしたガラス張りの店内は明るくほのぼのとした雰囲気。テーブルクロスはかわいらしい青と白のギンガムチェック、テーブルや椅子、店員さんのユニフォームも青で統一されて爽やかな印象です。通りに面したガラスには「Kahvila SUOMI」と書かれ、その下には日本語の「かもめ食堂」という文字も残っています。

パンやコーヒーなどのカフェメニューはもちろん、食事メニューも充実。サーモンスープやヒラメのフライなどフィンランドの家庭料理を手頃な値段で食べることができます。人気のお店なので、お昼時ともなれば、地元の人が次から次へと入ってきます。


どうする?! メニューはフィンランド語オンリー

メニューは外からも見えるところにも。チョークで書かれた手書きの文字は、なんともいえない味がある
お店に入ったら、まずは奥のレジで注文。メニューは壁に掛けられた黒板に書かれています。でも表記はフィンランド語のみ。フィンランド語は英語ともかなり異なる言語なので、そのメニュー解読するのは、多くの人にとって容易ではないはず……。

でも、ご心配なく。英語を話せる店員さんが、メニューを簡単に説明してくれます。基本的にフィンランドでは英語を話せる人がとても多く、通常のレストランだと英語のメニューも準備しているところがほとんど。フィンランド語がわからなくても、レストランの注文で困ることはあまりありません。

かわいらしい手書きのメモも添えられている
さらにカフェ・スオミでは、メニューの日本語訳のメモも用意してくれています。映画の影響で日本人のお客さんが増えたからだと思いますが、ちょっとした心づかいが嬉しいですね。

メモにはセットメニューの内容も詳しく書かれているので、これを見れば注文もバッチリ。メモは1部しかないようなので、ほかにも日本人のお客さんがいるときには順番に見てくださいね。
次のページでは、オススメのセットメニューをご紹介します。
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