元旦限定乗り放題の正月パスで旅初め

今年の旅初めは、なんと元旦からでした。というのは、以前から利用してみたかった元旦限定のパスをついに利用したという訳です。その名もズバリ「正月パス」。1月1日限定で、JR東日本全線に加えて函館や下田まで新幹線や特急の自由席が乗り放題というもの。しかも、12,000円のタイプなら普通車指定席も4回まで利用可能、16,000円のタイプならグリーン者指定席も4回まで利用可能という、まるでお年玉のようなオトクなパスなのです。

目的地によっては、この価格では到底行くことのできない場所まで行くことができるのです。今回はひとり旅ではなく、毎年このパスを使って旅行するという、鉄男＆鉄子さんに便乗させていただきました。グループで行くのはもちろんですが、ひとり旅にも有効なのでご紹介しますね。

「正月パス」を使って、日帰り秋田の旅へ出発！

JR東日本のポケモンスタンプラリーも制覇したという鉄子のYさんが上野駅でゲットした「ポケモン弁当」（1,000円）

今回の目的地は秋田県の横手。あの「横手のかまくら」で有名な横手ですが、お祭りは2月なので、ちょっと時期が早かったです。横手のやきそばも食べたいな～、日帰り温泉も入りたいな～、と構想を練りながら、11:02上野駅を出発、東北新幹線「はやて15号」でまずは仙台駅へと向かいました。もちろん秋田駅に直行できる新幹線もあるのですが、そこは鉄ちゃんだけあって、多くの種類の列車に乗ることも今回の目的だったのです。

「みやぎ牛肉ひとめぼれ」（1,000円）

新幹線は元旦とはいえ、帰省客でそこそこ混雑していました。大きな荷物を網棚に乗せる人たちを横目で見つつ、ショルダーバッグひとつの私はちょっぴり恥ずかしいような、自慢したいような気分。

1時間35分列車に揺られて、12:37に仙台駅に到着。ホームでは、もちろん地元の駅弁を購入。仙台といえば「牛タン弁当」で有名ですが、個人的に温める駅弁というものに抵抗があるため、迷いに迷ったあげく「みやぎ牛肉ひとめぼれ」（1,000円）をゲット。

米粒をかたどった容器の大半を占めるのは、生姜風味で甘辛く味付けされた宮城県産のすき焼き牛肉と牛そぼろののった、宮城県産ひとめぼれのご飯。煮汁がご飯に染み渡って、何ともいえない美味しさ。おかずとして、仙台名物・笹蒲鉾や仙台駄菓子がのっていて、郷土色もあります。

駅弁と格闘しているうちに、13:33北上駅へ到着。ホームへ降りると、外は雪でした。ここからはローカル線に乗り換えて、横手へと向かいます。詳しくは次ページへ。