Flash/Flashの基本

Flashでのコンポーネントの使い方

Flashで使用できる機能やプログラムをまとめた「コンポーネント」を使ってみましょう。今回はFlashに付属する「Accordion」コンポーネントを利用して、簡単なフォトアルバムに応用します。

執筆者:渡辺 大介

「コンポーネント」とは、Flashで利用できる機能やプログラムを一つのパーツとしてまとめたものです。インターネットを探せば、色々な方がコンポーネントを公開されています。これらを使えばイチから作成するのは難しいことも実現出来るようになります。今回は、この「コンポーネント」の使い方をお伝えします。
「Accordion」コンポーネントを応用したフォトアルバム。
Adobe Flash8.0を使用してサンプルを作成しています。
(.flaファイルはページの最後でダウンロードできます)

Flashに付属するコンポーネントを使用して簡単フォトアルバムを作る

Adobe Flashには良く利用するWebサイトライクな機能を提供するコンポーネントが付属しています。Flash8に付属する機能から「Accordion」コンポーネントを使用してみましょう。
フォームアプリケーション
1. 上に並んでいるメニューから「ファイル>新規」を選択します。「フォームアプリケーション」を選択してください。

スクリーンパネル
2. 「フォームアプリケーション」は、「スクリーン機能」を使えるようになる、Flashの形式といった感じのものです。
ステージの左に開いた見慣れないパネルがこのスクリーン機能の管理パネルになります。
図の赤く囲んでいる「+」ボタンを2回押し、スクリーンを挿入します。今回は図のように合計3枚にしてください。

スクリーンにインスタンス名を付ける
3. スクリーンパネルの「フォーム1」となっている部分を選択します。プロパティを確認してください、「画面に合わせる」という文字の下の空白にこのスクリーンのインスタンス名を入力します。「Photo1」と入力してください。

スクリーン機能の落とし穴!
4. 「Photo1」が選択されている状態で、ここに写真を読み込みます(もちろん写真以外でも大丈夫です)。

いつも通り中央に配置するのに整列パネルを使いたいところですがここがスクリーン機能最大の落とし穴です!スクリーン機能では各スクリーン毎に基準点(縦0,横0)があり、ステージの基準点とスクリーンの基準点がずれてしまう場合があります。そこで、念を入れて数字を入力して基準点縦0,横0に配置しましょう。

同様の手順でスクリーン「Photo2」、「Photo3」を作成してください。

スクリーンを非表示
5. スクリーンパネルを右クリックし「スクリーンを非表示」にチェックを入れます。「Photo1~3」まで非表示にしてください。

コンポーネント
6. 上に並んでいるメニューから「ウィンドウ>コンポーネント」を選択し、「コンポーネントパネル」を開いてください。

Accordionコンポーネントを選択
7. コンポーネントパネルはFlashに収録されている様々なコンポーネントを選択し利用できるものです。
今回は「User Interface」を展開し「Accordion」を使用します。スクリーンパネルで「アプリケーション」を選択し、そのままステージにドラッグしてください。

ステージのサイズに合わせる
8. ステージに図のような白い長方形が配置されます。サイズを入力しステージのサイズに合わせましょう。

コンポーネントにパラメータを設定
9. コンポーネントを選択し下部に並ぶメニューより「パラメータ」を選択します。

Accordionコンポーネントのパラメータ
10. 図のようにいくつかの項目が並んでいます。コンポーネントでは、このようにいくつかの設定をすることで、カスタマイズすることが出来るものがあります。
図で「childLabels」の後で「 [] 」となっている部分をダブルクリックしてください。

写真のタイトルをつける
11. 「childLabels」の値を入力するパネルです。ここには、各スクリーンに任意の名前を付けます。今回は配置した写真のタイトルを入力してください。
同様に「childNames」にもスクリーンの個数分適当な名前を入れておきましょう。

最後の「childSymbols」の部分には先ほど指定した各スクリーンのインスタンス名(Photo1,Photo2....)を入力します。

これで設定は完了です。

完成したファイルをダウンロード


この他にもHTMLで使用されるフォームパーツなどは一通り収録されていますので、Flashの中でもHTMLライクなフォームを再現することが容易になっています。

今回はFlashに付属するコンポーネントを使用しましたが、これはWeb上に公開されているコンポーネントでも同じように使用することが出来ます。これって凄いことだと思いませんか?

世界中のFlashクリエイターが公開する渾身のコンポーネントを皆さんの作品に導入してみてはいかがでしょう!
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