温泉/東北の温泉

乳頭温泉郷「鶴の湯温泉」で究極の癒しを実感!(3ページ目)

鶴の湯温泉は乳頭温泉郷の秘湯の宿。ここには温泉好きの最高の癒しがあります。宿に求める要素が揃っており、上質な滞在感は秘湯のイメージを超えたもの。癒しの時代の高級感も感じる、鶴の湯温泉の魅力を紹介!

藤田 聡

執筆者:藤田 聡

温泉ガイド

真心込めて手作りされた料理に感激して元気に!

鶴の湯温泉山の芋鍋
鶴の湯温泉の名物料理「山の芋鍋」。いろり付き客室や、いろり付き宴会場利用の場合は、あつあつで頂けて一層美味しい。

鶴の湯温泉夕食
どれも本当に美味しい、郷土料理と山菜料理。名物「山の芋鍋」も顔負けの、美味しい一品が勢揃い。他に二の膳もあり。
鶴の湯の料理といえば、名物「山の芋鍋」。山の自然薯から作った団子汁で、味はキリタンポ鍋に近い感じ。山の芋のモチモチとした上品な食感が素晴らしい美味しさです。

正直言って「山の芋鍋」以外の料理には期待していなかったのですが、むしろ、他の料理がどれも美味しいのに驚愕しました。品数が多ければ多い程、当たりハズレがあるものです。しかし、全ての品が驚く程美味しかったのです。過去に経験したことにない事態に感動しつつ、本当はあまり好きでは無い焼き魚も美味しく頂け、完食しました。そして、感動しながらの食事は、本当に楽しく嬉しく、元気になるものでした。食べた直後で消化もまだなので、錯覚だとは思いますが、山の幸の滋養が体にみなぎって来る気さえしたのです。

後で聞いたのですが、料理は宿の方が分担して作っているとのことでした。各人が自分が本当に食べたい料理を作るからこそ、本当に美味しい料理の集合体になるのだなと思いました。そして、その影響は料理だけに留まるものではありません。

鶴の湯の接客は非常に自然なもので、地元の人の良いおじさん、おにいさんに相手をしてもらっている感じが好ましいものでした。その接客の根底に感じた、自律性、主体性の背景には、料理を始めとして、みんなの力を合わせて、自分たちで秘湯を形作っているという意識が、自然と対応に現れるのであろうと思いました。

鶴の湯で、もう一つ印象的だったのは、外国人の多さです。早朝の露天風呂は外国人さんだらけでした。外国人さんの方が、明らかに長旅をしているのですから、日本人もこの積極性に負けてはいけません。

■交通アクセス情報
  • 乳頭温泉郷鶴の湯温泉
  • 住所 秋田県仙北市田沢湖田沢字先達沢国有林50
  • 電話 0187-46-2139
  • 日帰り入浴 500円 10:00~15:00(月曜の日中は露天風呂休止)
  • 秋田空港から車で約2時間
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