本物の温泉とは何でしょうか?何事にも本物が問われる昨今。温泉でも「源泉」や「掛け流し」などの用語が普及し、温泉法改正により、表示基準も強化されています。これらは全般的には、前進であり、歓迎すべきことと思います。
でも、何か違う気がしませんか? そもそも、温泉の良さって、表示の問題ではなかったハズです。本物の温泉の良さと、それを見極める本当の能力を養う方法について、一緒に考え直してみましょう。
風呂場で「良い」と感じた瞬間が大切
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| 本物の温泉は「風呂場」で感動出来る(沢渡温泉まるほん旅館) |
本物の温泉を考えるには、「温泉」という言葉から考え直す必要があります。広い意味で温泉というと、温泉宿に近い意味となり、温泉のお湯だけでなく、食事や部屋や寝具など、様々な要素があると思います。しかし、名湯という場合には、お湯自体の良さや、浴場の良さが重要になります。つまり、風呂場で何を感じるかがポイントになるのです。
せっかく温泉に行ったのに、自宅の水道水の風呂と大差無い印象では、良いはずがありません。「やっぱり温泉は違うなあ」と感じる瞬間が大切です。本当に、何でも良いし、最初は漠然としていても構いません。ともかく、何か「良い」とか、「気持ち良い」と感じるた時に、それを素直に喜ぶことを大切にしたいのです。これが、本物の温泉を知る最初の方法です。
とはいえ、気持が良いと、自然に嬉しくなって来るので、あまり心配しなくても大丈夫。まずは、「良い」と思った瞬間を「しめた!」と意識することから始めましょう。
「良い」と感じた理由を考えると、自分の好みが見えてくる
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| 「良い」と感じる要素は様々。自分なりの観点を発見することが大切(熊の湯温泉ホテル) |
さて、風呂場で「良い」と感じた瞬間を意識出来るようになったら、次は、その理由を考えてみましょう。何故、自分は「良い」と感じたのか、考えてみるのです。もちろん、最初は漠然としていて、皆目見当も付かないと思います。それでも、こじつけでも良いので、何かしら理由になりそうなことを、見つけ出して下さい。なぜなら、そこが突破口となるからです。
湯量が豊富だった、お湯がすべすべだったなど、お湯自体に理由が見つけられる場合もあるでしょう。お湯自体とは関係なく、ただ単に、熱め、あるいは温めで、自分の好きな湯温だったということもあるでしょう。風呂場の作りが、自分の好みであったからかもしれません。その場合は、さらに、そう感じた理由を探して下さい。木造だから良かったのか、石造りだから良かったのか、デザインの違いか。その要素の一つひとつを考える必要があるのです。
「良い」と感じた理由を考えると、本物の温泉を構成する要素が分かるだけでなく、自分の好みも分かって来ます。温泉に関する自分の好みを、詳細かつ明確に知ることが、最終目標の本物の温泉を知る上で大切なのです。
【あなたの温泉の好みは? ~こんな見方をしてみましょう~】
- 投入される湯量が多い
- お肌がすべすべになる
- 温めのお湯の温度
- 赤い濁り湯
- 浴場の換気が良い
- 浴場がやや暗く落ち着いた雰囲気
- 和風木造の整った浴場、立派な梁や柱
- 成分濃厚で、析出物が堆積している
- 肌に泡が付く
- 温泉らしい硫黄の香り
- お湯が溢れて流れ去って行くイメージ
- 湯船が深く、お湯がたっぷり
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