注目度急上昇中のご当地グルメ
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| 土鍋でつくる味噌煮込みうどん。太くて硬い麺に八丁味噌を用いたつゆがしっかりと絡みつく |
ご当地グルメに対する関心がここ数年、急速に高まっています。2006年から始まった「B1グランプリ」は、今や一大人気イベント。日本テレビの「秘密のケンミンSHOW」が、知られざる地域限定メニューにスポットを当てていることも、注目度のアップにつながっていると言えるでしょう。
北海道のスープカレー、岩手のジャジャ麺に盛岡冷麺、宮城の牛タン、宇都宮の餃子、香川の讃岐うどん、静岡の富士宮焼きそば、長崎の佐世保バーガー、沖縄の八重山そばなど、今や全国的に知られることとなった料理は数知れず。認知度的にまだまだ発展途上のものでは、富山の高岡コロッケにブラックラーメン、静岡の浜松餃子、三重の手こね寿司、山口の焼きカレーなど、これまた枚挙に暇がありません。
名古屋メシがメジャーになった背景
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| ウナギの蒲焼を刻んでご飯にのせた丼、ひつまぶし。そのまま食べたり、出汁をかけたりと様々な味が楽しめる |
そんな中、
地域のご当地グルメをひっくるめて、「名古屋メシ」という一大ジャンルを形成しているのが名古屋ならではの郷土食の数々。「味噌カツ」「味噌煮込みうどん」「きしめん」「手羽先」「うなぎのひつまぶし」など、料理の名前を聞いただけですぐに名古屋と結びつけてイメージできる人が大半ではないでしょうか。この他にも、「あんかけスパゲティ」「台湾ラーメン」「どて煮」など、メジャー化に向けて虎視眈々とする個性派メニューがまだまだたくさん控えています。
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| 名古屋の居酒屋の定番メニュー、手羽先の唐揚げ |
名古屋メシがご当地グルメの中で突出してメジャーになった背景には、21世紀に入って以降脚光を浴びた名古屋経済の好調さがあります(2008年末のトヨタショックで神話も崩れつつありますが・・・)。2000年代初頭から、名古屋の外食企業が地元グルメを武器に続々と東京に進出。ここで初めて
東京のメディアによって「名古屋メシ」という呼び方が生まれ、外食シーンの中で旋風を巻き起こしました。さらに
2005年の愛知万博で、多くの他府県民が本場の名古屋メシを体験することとなり、一挙に全国区の地位を確立することになったのです。
ブームに左右されない名古屋メシの強み
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| 観光客からの人気も高い味噌カツ |
ただ、こうしたブーム的な流れがブレイクのきっかけとなったことは確かですが、
何よりの強みは名古屋メシのほぼすべてが、もともと地元の人に愛されてきた正真正銘のご当地食であること。観光客向けとして作られたのではなく、
どれもこれも名古屋人が日頃から愛して止まない日常食なのです。他エリアで近年数多く見られる自治体主導で無理やり作られたニューご当地B級グルメとは、市民県民の間での浸透度がまったく違います。したがって、今後ブームが沈静化しても地元ですたれることなど考えられません。
そしてまた今、ご当地グルメを求めている人たちのニーズも
作られた“にわかグルメ”ではなく、本当に地元に根づいている“真の郷土食”に向けられています。ブームが今後も続いても、はたまた収束しても、まったくゆるがない地に足のついた強さ。これこそが名古屋メシが、ご当地グルメの中で別格的存在感を発揮している理由なのです。
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