名古屋の観光・旅行/名古屋 自腹メシ

名古屋自腹メシ第8回~「いちい」(2ページ目)

雑炊と日本酒が充実の居酒屋「いちい」。うまい料理とフレンドリーな接客に惹かれた常連でいつも大にぎわい。それでいて一見客もすぐにとけ込める。アツアツ雑炊と温かい人柄に身も心もほっこりできる。

大竹 敏之

執筆者:大竹 敏之

名古屋ガイド

蔵元に足を運んで選んだ無ろ過原酒が充実
マスターが注いでくれる銘酒にほろ酔い

マスター
マスター・尾崎さんにレア物の限定酒などを出してもらうのも楽しみ
これら料理と合わせて楽しんでもらいたいのが日本酒。マスターは蓬莱泉・空で知られる愛知の関谷酒造をはじめ各所の蔵元へと足を運んで銘酒を厳選。無ろ過の原酒が充実していて、そのとろりとしたふくよかなうまみが味わえます。無ろ過のお酒は品質管理が難しいのですが、ここでは冷蔵庫を常時2℃に設定。ざっくばらんなマスターですが、日本酒の扱いに関してはいたってデリケートなんです。


雑炊は米・ダシ・火加減にもこだわった逸品

雑炊
雑炊は600円~。明太子・納豆・うなぎなどの変わりダネもあり。写真は一番人気の梅干+のり
そして、絶対にハズせないのがシメの雑炊。「雑炊専門店」とうたっている通り目玉メニューで、実に20種類以上のバリエーションがあります。ごはんはやんわり、卵はふんわり、それでいて野菜はシャッキリ。富山産米を使い、ダシは煮干・昆布・カツオを大鍋で取り、専用コンロで炊き上げる、そんじょそこらのお手軽雑炊とは一線を画す一品。アツアツで口の中が火傷しそうなんですが、はふはふと食べ進んでしまいます。

店を出る時にはお姉さんが「またね~」と手を振ってくれ、初めてでも常連のような気分も味わえます。幸せな気持ちに包まれ、「もちろんまた!」と強く心に誓ってしまうのでした。

【この日のオーダーと料金】
領収書
自腹の証明・この日の領収書

・豚バラコショウ焼き
・レバ刺し
・もやしのおひたし
・刺し身盛り合わせ
・スズキの塩焼き
・雑炊(梅のり)
・生ビール‥‥2杯
・日本酒‥‥「蓬莱泉 樽生原酒」「明眸 純米造り」各1合
‥‥合計 2人で9000円


※ 「雑炊 いちい」は、2008年10月に「一位」として伏見に移転・リニューアルオープンしました。新しい店舗の様子、データは下記のとおりです

説明

伏見の御園座の裏。えっ、こんなところに?という路地裏の立地もいい感じ。2階もあり、以前より少々広くなりました。
説明

ピカピカのムクの木の調度品が真新しいお店ならでは。時間をかけて渋い雰囲気にしていきたくなります。

マスター
カウンター周りの雰囲気は旧店舗のまま。マスターも元気です。
■一位(いちい)
・所在地:名古屋市中区栄1-11-26
・アクセス:地下鉄伏見駅より徒歩3分
・TEL:052・201・6222
・営業時間:18時~22時30分ラストオーダー
・定休日:日曜・祝日
Yahoo地図情報







■シリーズ「名古屋自腹メシ」バックナンバー
□ 第1回 「JIROMAL」(※閉店)
□ 第2回 お番菜と酒 「おっこん」 (栄)
□ 第3回 うどん家 「匠庵」 (錦)
□ 第4回 焼酎居酒屋「モモガッパ」 (錦)
□ 第5回 貝と地酒 「杉むら」 (栄)
□ 第6回 「どての品川」 (堀田)
□ 第7回 「島正」 (伏見) 


※ノーギャラ、しかもワリカンで料理の写真を撮ってくれたカメラマン・清水氏の所属事務所はこちら(シンラクリエイションHP)



□ 「AllAbout名古屋」のガイド記事バックナンバーはこちらから
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