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ダイ・ハードに学ぶ、愚痴のこぼし方(前)

ダイ・ハード(die hard=なかなか死なない)男、ジョン・マクレーン。ありえない不運を呼び寄せる「不幸の天才」から、痛快な不平のぼやき方を学びましょう。

執筆者:尾崎 佳加


Die Hard (88)
『ダイ・ハード』
Only John can drive somebody that crazy.
あんなに人をいら立たせることができるのはジョンだけよ。(=ジョンの妻、ホリー)
『ダイ・ハード(die hard=なかなか死なない)』というタイトルのとおり、タフな事件の数々に巻き込まれては、命からがら切り抜けてきた「不死身の男」ジョン・マクレーン。88年の初作以来、「なんで俺がこんな目に?」とぼやきながらも、しぶといまでに生き意地を見せて戦う姿は人間味溢れる新しいアクションヒーロー像として確固たる地位を築き、その後のアクション映画のあり方を大きく変えたといわれています。

1作目、第一の悪夢のはじまりは、ジョンの妻ホリーが勤務する日系商社のオフィスビル。社員を招いたクリスマスパーティーに、会社の債券を強奪する目的で西ドイツのテロリストグループが潜入。ホリーの私室でくつろいでいたジョンは、応戦しようと部屋を飛び出したものの、靴を履き忘れてしまいます。はだしのジョンはグループの一人を片付け、男の靴を奪おうとするのですが…

John McClane: Nine million terrorists in the world and I gotta kill one with feet smaller than my sister.
ジョン:世界に900万人のテロリストがいるってのに、妹より足が小さい男にあたるなんて…

さすがは「世界一不運な男」。些細なところでも無駄に運を使いません。サイズの合わない靴をあきらめ、はだしでビル内をかけまわることにしたジョン。無線を使って緊急ラインに連絡し、警官の応援を求めたときも、いたずらの連絡と間違えた女子警官に無下にあしらわれ、

John McClane: No fxxxing sxxx, lady. Do I sound like I'm ordering a pizza?
ジョン:よく聞け、俺がピザの注文をしてるように聞こえるか!

と悪態をつく始末。その後も順調に悪運に見舞われながら訪れたクライマックス。爆破されたビルから逃れるために、屋上から飛び降りることを余儀なくされたジョンは…

John McClane: I promise I will never even think about going up in a tall building again.
ジョン:高いところに登りたいなんてもう2度と考えません
Oh, God. Please don't let me die.
神様、死にたくないよ

と半べそをかいて神頼み。こんなにも感情に素直なヒーローは他に類をみないのでは?ジョン・マクレーンが長きに渡り愛されるゆえん、ここにありです。

「世界一不運な男」のぼやきは『ダイ・ハード2』でさらに炸裂!
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