家事/エコ家事の方法

『冷蔵庫の中に温度計』で省エネと食品管理

冷蔵庫の中の食品がすぐ傷む…なんてことありませんか?あなたのウチの冷蔵庫は冷えすぎ?または全然冷えてない?!温度を把握することによって省エネにもなりますよ。

執筆者:立石 絹子


冷蔵庫に温度計を入れてみたところ。さて、何度になるかな?
暑い時期に冷蔵庫の中のビン類に結露が出ていたり、冬に飲み物がキンキンに冷えていたり。冷蔵庫に入れた食品がすぐ傷む…なんてことありませんか?

家庭用の冷蔵庫はほとんどの場合、強・中・弱の大雑把な温度設定しか出来ないので、冷蔵庫の庫内の正確な温度は分からず、かなりあいまいに設定しているお宅が多いのではないでしょうか?

正しい温度に設定していれば、食品もきちんと保存できて長持ちになりますし、無駄に冷やしすぎることをやめれば、電力消費も抑えられて、省エネになります。

食品の正しい保存温度を知ろう

食べ物の中の細菌が繁殖するのは、5~60℃の間です。この温度で、4時間以上食品を放置すると、食品の腐敗が進みます。

保存方法としては、冷蔵庫を1~5℃に、冷凍庫をマイナス18~マイナス22℃、野菜室を5~7℃に設定しておくのが正解。

ただし、適正な温度設定で保存をしたとしても、細菌が活動を休んだり、活動が遅くなったりしているだけなので、早めに使い切るに越したことはありません。

それに、冷蔵庫や冷凍庫から食べ物を出すときに、ドアを長時間開けっ放しにしたりすると、冷気が逃げ、適正な温度にしてあっても、腐敗が進むこともあります。

庫内の温度が上がると、冷蔵庫は設定温度までフルパワー庫内を冷やそうとしますので、消費電力も上がり、省エネになりません。冷蔵庫は目的を持って、パッと開け閉めを済ませたいですね。

冷蔵庫内の正しい温度を知るために

冷蔵庫内の温度は、外気温などで変わるようです。夏場などは、冷蔵庫の中に入れているにも関わらず、飲み物のビンに結露が出たりするんです。

冷蔵庫のあいまいな温度表示では分かりにくいので、この際温度計を冷蔵庫に入れちゃいましょう。

冷蔵・冷凍・野菜、と分かれている場合は3つ、冷蔵・冷凍の場合は2つ、温度計を用意して、それぞれ1つずつ置きます。温度計は、マイナス30度くらいまで計れるものにしてくださいね。

上で書いた、適正な保存温度を参考のこと、その温度を下回ったり上回ったりするようなら、冷蔵庫の温度のチャンネルを回して、そのまましばらく置き、また温度計を見て、調節してみましょう。季節によって、その都度、設定温度を変えてくださいね。

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【関連・参考リンク】
エコ家事『省エネのコツ』記事一覧

冷蔵庫は負荷を下げて収納力を上げる(from,All About[収納]ガイド記事)…気温が上昇するにつれて、冷蔵庫で冷やしておきたい飲み物や食品は増える一方。おまけにドアを頻繁に開け閉めしていると食品にも冷蔵庫にも負荷がかかって不経済。そんな気掛かりを減らして豊かな食生活を!

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