東北の名所・旧跡

更新日:2008年01月28日

雪が彩る冬の奥入瀬渓流、十和田湖【青森】

青森でも指折りの名所である奥入瀬渓流と十和田湖。冬の時期は雪に覆われることで、他の季節とは異なるモノクロームの世界が誕生します。厳しい寒さを忘れるほどの感動が味わえる冬ならではの風景を見てみませんか?

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奥入瀬・十和田湖の地図
今回の行き先は【青森】
雪が彩る冬の奥入瀬渓流、十和田湖
四季の違いがはっきりと現れる日本。冬は日本海側や山間部、東北より北では一面の雪景色になりますね。

雪がたくさん積もる場所では、他の季節では見られない雪の白を基調とした風景が現れます。雪が彩るこの風景は、冬の間だけしか楽しむことができない特別なものです。

国内で見られる雪が彩る風景の中から、今回は青森の十和田湖と奥入瀬(おいらせ)渓流の冬景色をご紹介します。

春から夏にかけての緑、秋の紅葉・黄葉とはひと味違うモノクロームの世界、厳しい寒さを忘れさせるほどの感動が待っていますよ。

雪と氷が作り上げるモノクロームの世界

冬の奥入瀬渓流(1)
雪に覆われた中を流れる奥入瀬渓流。他の季節の喧噪からは想像できない静かな時間が流れています(2005年3月撮影)
奥入瀬渓流Yahoo! 地図情報)は、青森県と秋田県にまたがる十和田湖から流れ出る唯一の川、奥入瀬川が作り出す渓流。

穏やかな川の流れに沿って、ハイキングを楽しめる遊歩道が整備されていて、春から夏の木々の緑、秋に色づく紅葉・黄葉を楽しみにたくさんの方が訪れる青森県内でも指折りの名所の一つです。

冬の奥入瀬渓流(2)
奥入瀬渓流に流れ込む数々の滝もすべて凍りついています(2005年3月撮影)
そんな奥入瀬渓流も冬は雪に覆われ、遊歩道は春までクローズしています。

青森というと映画にも取り上げられた八甲田の豪雪をイメージする方も多いでしょう。しかし奥入瀬渓流や十和田湖あたりでは、八甲田ほど多くの雪は降りません。

並行している国道102号線は、除雪により冬でも通行できるので、国道沿いに走るバスの車窓から冬の奥入瀬渓流を眺めることが可能です。

渓流の流れは冬でも凍ることなく穏やかに流れていますが、渓流に流れ込む滝の数々は、その寒さに凍り付いて氷瀑となり、きらきらと光り輝いています。川岸に積もる雪や氷瀑の白、そして黒く見える木々や岩が織りなす風景は、まるで水墨画を実際に見ているかのようです。

冬でも凍らない十和田湖

冬の十和田湖(1)
冬でも凍らない十和田湖。白鳥などの鳥も湖面でくつろいでいます(2004年1月撮影)
奥入瀬渓流が流れ出る十和田湖Yahoo! 地図情報)は、太古の昔に火山の爆発で出来たカルデラ湖。

面積では国内12番目(61平方キロメートル)の広さを持ち、田沢湖(秋田県)、支笏湖(しこつこ、北海道)に続いて、深さでは国内3番目(深さ327メートル)を誇る湖でもあります。

これだけの大きな湖なので、冬でも全面が凍ることはありません。湖を周遊する遊覧船も一部のコースだけですが冬も運行しています。

外は寒いですが、遊覧船の中はポカポカ。そんな船の中から雪に覆われた湖岸と湖を見るのも楽しいものです。

冬の十和田湖(2)/乙女の像
高村光太郎作「乙女の像」がたたずむ十和田湖畔。人の少ない静かな湖畔を楽しめるのも冬ならでは(2004年1月撮影)
十和田湖のバスターミナルがある休屋(やすみや)付近では、他の季節と同様に十和田神社や高村光太郎作のブロンズ像「乙女の像」まで、湖畔の散策を楽しむこともできます。ただし雪で滑りやすいのでスノトレなどの靴は必須ですね。

また、冬ならではの楽しみとして、毎年2月に「十和田湖冬物語」というイベントが行われます。休屋付近が会場となり、様々なイベントが楽しめますが、圧巻は毎日夜8時から行われる冬花火。

十和田湖周辺には、良質の温泉が楽しめる宿泊施設がいくつかありますので、のんびり泊まって十和田湖の冬を楽しむのが良さそうです。


冬ならではの風景が楽しめる奥入瀬渓流と十和田湖のご紹介、いかがでしたか?静寂の時間を贅沢に楽しむことができる北東北の冬をぜひ堪能してみて下さい。

奥入瀬渓流、十和田湖へのアプローチ

東北新幹線「はやて」
東京から八戸を3時間強で結ぶ東北新幹線「はやて」
  • 地図:Yahoo! 地図情報
  • 公共交通機関の場合
    <飛行機>
    青森空港より、空港連絡バスで青森駅へ移動し、青森駅からJRバス東北「みずうみ号」十和田湖行きに乗車。
    ※「みずうみ号」は冬季1日2往復のため、出発前に時刻の確認とバス指定券の予約を。
    焼山、石ヶ戸から車窓で奥入瀬渓流を楽しむことができます。

    <JR>
    東北新幹線「はやて」に乗車し、八戸駅下車。八戸駅西口よりJRバス東北「おいらせ号」十和田湖行きに乗車。
    ※「おいらせ号」は冬季1日2往復のため、出発前に時刻の確認とバス指定券の予約を。
    焼山、石ヶ戸から車窓で奥入瀬渓流を楽しむことができます。

  • 車の場合
    青森空港から国道103号線で焼山まで行けますが、冬季は一部通行止めのため、県道40号線、国道394号線を迂回するルートになります。
    焼山から国道102号線で十和田湖(休屋)へ。
    また東北自動車道 十和田インターチェンジから国道103号線で発荷峠を越えて十和田湖へ。
    ※冬季は雪道の運転になりますので、十分注意が必要です。また気象状況により通行止めになることもあるので注意して下さい。

  • 奥入瀬渓流(十和田国立公園協会)
  • 十和田湖(十和田湖商工会)
  • 十和田湖冬物語
  • JRバス東北
    ◇「名所・旧跡めぐり」ガイドの青森に関する他の記事はこちらです。
  • 城と洋館の競演、弘前の街を歩く【青森】
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    村田 博之

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