七夕は「星のブランコ」で空中散歩！(4ページ目)

いざ交野吊橋「星のブランコ」を渡る！

巨大な星のブランコです。付近には椅子なども設置されているので、この絶景を眺めながらのお弁当なども可能です。

管理道を登りきると同時に突如として目の前に全貌を現すのが「星のブランコ」。吊り橋が見えた瞬間は感動のあまり自然と笑みが浮かびましたが、いざ渡ろうとするとなかなか躊躇します。なにせ地上50メートルといえば10階建て以上の高層マンションに匹敵する規模の高さ。また吊り橋そのものは鉄鋼材で作られているのですが、人間が渡る部分は「木床」で足を乗せてみるとギシギシ鳴って一抹の不安を感じます。

「星のブランコ」から眺めた「ほしだ園地」の光景です。美しい緑の絨毯が続きます。

しかし星のブランコの入口まで来てUターンで帰るのはAllAboutガイドの名が廃るというもの（？）。使命感に燃えて「いざ！渡らん！」と悲愴の決意で吊り橋を進んでみると非常に頑丈な作りでガイドが1人乗ったぐらいではビクともしません。ゆっくりと進むうちに吊り橋への不安感も薄れてきたところで、心地よい初夏の風が吹いて、すこぶる爽快な気分に。勇気を振り絞って下を見ると高さに恐怖するよりも美しい緑の絨毯が広がっていて、その絶景に思わず吸い込まれそうになりました（本当に吸い込まれないようにしましょう）。

「星のブランコ」の別ショットです。いろんな角度から眺めても一向に飽きません。何度も行ったり来たりする子供たちがいましたが気持ちはわかります。

また他のハイキング客の様子を眺めていても、最初は怖い怖いとキャーキャー叫んでいるカップルや子供たちでも、吊り橋の真ん中あたりまで来ると次第に高さにも慣れてくるのか、交野の森と星のブランコを背景にして記念写真を撮影しているのが印象的でした。渡り出す瞬間は若干の不安はありますが、いざ渡りだすと、この空中を散歩しているような開放感と気持ちよさは何者にも変えがたいものです。「高所は苦手なんだけど・・・」という方でもぜひともチャレンジしてみてください。

「やまびこ広場」近くの「展望スポット」も必見！

「眺望スポット」から眺めた「星のブランコ」で画面中央の黒い物体がそれです。秋の紅葉シーズンにも訪れてみたい絶景のビューポイントです。

また「星のブランコ」を渡ってから徒歩約10分ほどの「やまびこ広場」に向うと「展望スポット」への道案内が表記されています（やまびこ広場から約120メートル）。この展望スポットがこれまた絶景で、星のブランコから七夕伝説の里・交野～大阪平野を一望できる大パノラマが広がっています。星のブランコのスリルと絶景を堪能すると、それだけで満足して山を降りていくハイキング客が多いのですが、ここは見逃せないビューポイントですので押さえておきましょう。

さて。以上で「大阪府民の森ほしだ園地」の紹介を終えますが、このほしだ園地では7月1日（日）に七夕まつりが行われるほか、年間を通じてさまざまなイベントが開催されています（詳しくはこちらの平成19年度府民の森パークレンジャー企画自然体験活動（PDFファイル）を参考してください）。

また7月7日（土）には府民の森ほしだ園地周辺の機織神社や星田神社（星田妙見宮七夕祭り）などでも七夕まつりが行われて、交野市全域を挙げての大賑わいとなります。ぜひとも今年の夏は七夕伝説発祥の地「星のまち・交野」で七夕めぐりの週末を満喫してください。

1p 「星のまち・交野」
2p 「私市駅」「星の里いわふね」
3p 「森林鉄道風歩道橋」「ビトンの小屋（案内所）」
4p 「星のブランコ」

■大阪府民の森ほしだ園地　星のブランコ■
○場所：大阪府交野市大字星田地内
○時間：星のブランコの利用可能時間
　　　　　　（3月1日から11月15日まで　9:15～17:00）
　　　　　　（11月16日から2月28日まで　9：45～16：00）
○休日：年末年始（12/29～1/4）
○料金：入園無料（駐車場は有料62台）
○問合せ先：072-891-0110（ほしだ園地管理事務所・ピトンの小屋）
○アクセス：京阪電鉄交野線「私市駅」下車徒歩約30分
○地図：Yahoo!地図情報
○HP：大阪府民の森ほしだ園地

※イベント内容につきましては天候、その他の諸事情等で変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。