鉄道/おすすめ鉄道旅行

つくばエクスプレスで絶景の筑波山へ(3ページ目)

8月24日に開業1周年を迎えた「つくばエクスプレス」は、秋葉原からつくばへ最速45分で結びます。大好評の「筑波山きっぷ」で、東京からぐっと近くなった筑波山を周遊する旅に出かけてみませんか。

執筆者:高橋 良算

つくば駅からシャトルバスに乗車

シャトルバス
つくば駅からのシャトルバスは観光バスタイプで快適
さてお次はバスの旅。つくば駅A4出口から地上に出ると、そこにはバスターミナル「つくばセンター」があります。ここからシャトルバスに乗車し、筑波山を目指します。

普通の路線バスタイプが来るのだろうと思っていたら、大型の観光バスがやってきました。これなら約40分のバスの旅も快適です。なお、つくば駅~筑波山方面へのシャトルバスは、土日祝日の場合30分に1本(正午前後を除く)が運行されており、どの便もTX快速列車到着の15分後に発車する設定になっています。

研究学園都市の東側を南北に貫く大通りを30分ほど走ると、もうそこは筑波山の麓。バスはにわかに曲折した急な山道を登り始め、筑波山神社入口のバス停で停車。今回はまずケーブルカーに乗るため、ここで下車しました。

ケーブルカーで山頂駅へ

筑波山神社
縁結びなどのご利益がある筑波山神社
ここからは徒歩。バス停で降りたら、目の前にある大鳥居をくぐり、旅館や土産物屋がある坂道を登って行きます。さらにその先にある石段を登り切ると、ようやく筑波山神社の拝殿に到達。余談ですが、例の「亀田三兄弟」もここでトレーニングをしたのだとか。

結局筑波山神社入口のバス停から歩くこと約20分、大汗をかきながらようやく筑波山ケーブルカー宮脇駅に到着。これでも早足で歩いたほうなので、ゆっくり歩くのなら30分はみておくとよいでしょう。

筑波山ケーブルカー
ケーブルカーは必ず途中で行き違いがある
筑波山ケーブルカーは、全長1.6km、高低差495mを約8分かけて登ります。途中にカーブがあったりトンネルがあったりと、ちょっと変わったケーブルカーで、これが結構楽しいのです。乗って前方を見上げるとかなりの急斜面に見えますが、最急勾配は35.8%と、日本のケーブルカーの中ではそれほど急なほうでもありません。

ところで、ケーブルカーには乗務員が1名乗っています。運転席のようなところに座っているので間違えてしまうのですが、実はこの人は車掌さん。運転士さんは山頂駅にある運転室にいて、そこで列車(?)を運転しています。そういえばケーブルカーは「鋼索鉄道」という鉄道の一種ですから、これも立派な鉄道旅行の一環ではありますね。


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