洗濯機・洗濯乾燥機/洗濯機・洗濯乾燥機の選び方

洗濯機の乾燥、ヒーター乾燥とヒートポンプ乾燥の違い

洗濯機の乾燥は、方式によって省エネ効果に差がでるので、しっかりその性能を把握しましょう。この記事ではヒーター乾燥とヒートポンプ乾燥の特徴と違いについて解説します。

執筆者:戸井田 園子

洗濯機の省エネ効果にも影響アリの乾燥方式を知る

洗濯機の乾燥方式は、大きく分けてヒーター式(水冷式)とヒートポンプ式の2つのタイプがあり、それにより省エネ効果に差がでます。省エネ効果はヒートポンプ式乾燥が優位でしたが、日立の「ヒートリサイクル」に限り、ヒーター式でも大差が無くなりました。省エネ性能が高い機種は、どうしても本体価格が高くなりますが、ランニングコストやその他の機能と合わせて検討することをオススメします。

 

ヒーター式(水冷式)乾燥

従来まで主流の乾燥方式。乾燥機内のヒーターで洗濯物を乾燥するタイプ。その時に発生する水蒸気を「水」で冷して水滴に戻し排水します。そのため、乾燥時にも冷却水が必要となります。また乾燥温度が高く、乾燥途中で扉を開けられないのが難点と言えます。


■代表機種:ビッグドラム【BD-NX120A】(日立)※2016年11月発売
ヒーター式ながら、独自の熱リサイクルシステムにより省エネを実現。12kgモデルで消費電力量980Wh(※11kgモデル【BD-SV110A】では、消費電力量780Wh)を達成。 ヒートポンプが増える中、フロン非搭載の独自の技術で健闘中!
 
【標準設置費込み】 日立 [右開き] ドラム式洗濯乾燥機 (洗濯12.0kg/乾燥6.0kg)「ヒートリサイクル 風アイロン ビッグドラム」 BD-NX120AR-N シャンパン 【洗濯槽自動お掃除・ヒーター乾燥機能付】

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ヒートポンプ式乾燥

2005年11月に新しく登場した乾燥方式。洗濯機の中のヒートポンプにより熱交換した熱で衣類を乾燥するタイプ。簡単に言えば、洗濯機の中でエアコンの除湿が運転されている感じ。ヒーターも水も使用していないので、大幅な省エネを可能にしました。また、乾燥温度が60度程度と低めなので衣類を傷めにくいのもウリです。現在採用しているのは、以下の3メーカーです。


■代表機種:レギュラードラム【NA-VX9700】(パナソニック)※2016年9月発売
初めてヒートポンプ乾燥を発売したメーカー。 ヒートポンプを採用しているのは、パナソニックはじめ東芝とシャープと主流です。
 
【標準設置費込み】 パナソニック [右開き] ドラム式洗濯乾燥機 (洗濯11.0kg/乾燥6.0kg) NA-VX9700R-W クリスタルホワイト 【洗濯槽自動お掃除・ヒートポンプ乾燥機能付】
「パナソニック 洗濯乾燥機 NA-VX7000(※2011年モデル)」 お試しレポート >>


次は洗濯機の省エネ・静音性など、チェックすべきスペックについて、ポイントを押さえましょう。電気代や水道代だけ優秀でも、使い勝手が悪くては台無しです。その性能や経済性をしっかり把握しておきましょう。

洗濯機の選び方のポイント:チェックすべきスペック~省エネ・静音性 >>



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