花のある食卓?おもてなしの花あしらい

おもてなしをするとき、テーブルセッティングや料理に気を配るだけでなく、お花を飾ってみましょう。お客様にはおもてなしの気持ちがストレートに伝わりますし、花の持つ華やかさ、優しさ、美しさが、料理の味や雰囲気をいっそう引き立ててくれます。今回は、涼やかな夏の花あしらいを、ビュッフェと、着席のふたつの場合にわけてご紹介しましょう。

夏のおもてなしのビュッフェテーブルの花あしらい

ビュッフェテーブルは涼やかに花を生ける

夏のおもてなしは、「涼しさ」がなによりのご馳走です。以下を参考に、涼しそうにみえるビュッフェテーブルの花を生けてみましょう。立っていただくビュッフェの場合は、目線の高さや距離を考え、着席時より花は高めに大きく生けます。

ワインクーラー

■花器
涼やかにみせるために透明のガラス製のワインクーラーを使います。ワインクーラーは、テーブルに置いても違和感がありません。また、口径が広いので、沢山のお花をゆったりと生けることができます。

花材

■花材
・トルコギキョウ（白）：3本
・アルストロメリア（白）：1本
・デルフィニューム（水色）：2本
・デルフィニューム（濃い青色）：2本
・エレンジューム：2本
・グロリオサ（黄色）：1本
・ゲーラックスの葉（大）：8枚
涼しさを出すためにブルーと白の花を選びます。

■手順

ワインクーラーの中

透明な花器のため、茎の部分が見えると花の美しさを十分引き出せません。花器の中にゲーラックスの葉を敷き詰め、茎を覆います。ゲーラックスの緑が涼やかさを増す効果もあります。

トルコギキョウとエレンジュームを生ける

ワインクーラーの中に、茎が約5～10センチ程度水につかる量の水を注ぎます。トルコギキョウとエレンジュームを大きく散らして生けます。花止めを使わないので、花の茎をからませて茎をワインクーラーに固定します。

アルストロメリアとデルフィニュームを生ける

アルストロメリア（白）とデルフィニューム（水色）を同様に全体に散らして生けます。

水色のデルフィニュームを生ける

デルフィニューム（濃い青色）を間を埋めるように全体に散らして生けます。

完成 画面をクリックすると拡大画面が見られます。

ポイントカラーに黄色いグロリオサの花を生けて、ビュッフェパーティーの花が完成です。部屋のコーナーや玄関の花にも飾れます。


次ページは、着席のテ－ブルの花あしらいを生けてみます。