ダブルインカムの共働き家計は、収入源が2つある分、暮らしの経済リスクは少ないように見えがちです。しかし、2ヶ所からの収入をあらかじめ想定して家計を立てているため、双方でボーナス減や収入減があった場合は、経済ピンチが2倍となり、大幅な財政縮小を考えなくてはならなくなります。
双方ともフルタイム勤務の場合は、パートや副業で収入補充する道を探すのも難しく、不況のあおりを一気に受けてしまうのも現実。
おりしも、11月には菅直人副総理が日本社会がデフレスパイラルに陥っていることを指摘したばかり。依然続く厳しい経済状況を乗り切る家計術を考えていきましょう。
・・・INDEX・・・■ 食費と被服費の支出は変えない
■ 買い控えを避けて、よいものを選ぶ目を
食費と被服費の支出は変えない
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| 不況が依然と続く中、生活不安も大きくなっていますよね |
2009年11月のボジョレー・ヌーボー解禁日に向けては、西友やドン・キホーテ、イオンなど「低価格」を売りにした店舗間での熾烈な値下げ合戦が繰り広げられました。新聞・テレビでは日夜、こうしたニュースが流れており、私たちはそのニュースを目にすることで、底値ともいえる商品の価格を記憶にインプットしてしまいます。
こうした「底値の記憶」は、私たちの日ごろの買い物に大きな影響を与えています。この中で、「安い=是」という価値観が、いつの間にか私たちの中にプリンティングされているのではないでしょうか。
経済的不安があると、私たちはどうしてもその分を家計費節約で乗り切ろうと考え、一番実感がしやすい食費や被服費の支出を抑えようと考えがちです。しかし、安易に「安い」という理由で買い物スタイルを変えることは、この時期は避けたほうが無難。食費と被服費に関しては、従来どおりの予算を維持する方向で考えていきましょう。
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| 食費と被服費の予算は減らさず安定ゾーンで |
理由は二つです。ひとつは、「安さ」を求めて買う場所を変えたり、底値と言われる商品に消費者が殺到することで、従来多くの人が手を出していたメーカーの商品が売れなくなるからです。売れなくなることで、その企業の売り上げが下がり、結果的に自分たちの給与に響くことにつながっていきます。
底値の商品を売る企業にも影響は出はじめます。安いことを是とする価値観の中では、どうしても値引きの競争が発生します。顧客をつなぎとめるために値引きを行っても、結果的には純利益があがらないため、顧客を集めた企業も減益となり、給与に響きます。
いわゆる、デフレスパイラルです。
仕事を持つ私たちだからこそ、こうした社会の構造をよく理解して、日ごろの買い物の場所と内容はなるべく変えずに、購入機会が多い食費や生活雑貨、被服については従来どおりの予算枠の中で買い物の選択肢を考えるようにしたいものです。
新聞やテレビ、ちらし等で目にする底値にひきずられないように、日常の買い物にはマイペースを心がけて。
次のページでは、安さを買い物の選択肢にしてはいけない、もうひとつの理由についてお話します。「安い」ことで最後に損をすることも多いので気をつけて!
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