文章:徳力 基彦(All About「最新ネットコミュニケーション」旧ガイド)
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| なんといっても2006年はYouTubeの年でした |
2006年は間違いなく世界的にYouTubeのような動画共有サイトに一気に注目が集まった年です。
インターネットにおいて動画配信は長いこと、うまくいかないビジネスの代表としてとらえられてきましたが、YouTubeの成功もあり2006年には大量の動画関連サービスが生まれています。すでに世界には200を超える動画共有サイトがあると言われていますし、日本にも複数の動画共有サイトが出てきています。
ただ、米国と日本の動画をめぐる状況は明らかな違いがあるようです。
そこで今回は、2007年が日本のインターネットにとってどういう年になるのか、私たちにとってどういう変化が生まれるのか、ちょっと予想してみたいと思います。
2006年に日本で話題になった動画はテレビ発のものがほとんど
YouTubeについては、すでに2006年中も大きな話題になっていましたから、ご存知の方も多いでしょう。
例えば話題になったものの一部としては下記のようなものがあります。
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極楽とんぼ加藤さんの謝罪映像 ・
NHKの動画「スプーの絵描き歌」・
24時間テレビのスタッフの問題発言映像・
ベネッセコーポレーションの「たまひよ」CM1番目の極楽とんぼの動画については300~400万件のアクセスがあったという話ですから、実際に動画をご覧になった方も多いと思います。その他にもテレビアニメの涼宮ハルヒや、ボクシングの亀田父とやくみつるの激論映像など、多くの映像がYouTube経由で話題を集めましたが、リストを見てもらえれば分かるように、日本で話題になっているのは主にテレビの素材が中心です。
これらの素材は現在のところ利用者により違法にアップロードしたコンテンツです。先日も、NHKや民放キー局など23の事業者が約3万ものファイルの削除要請をYouTubeに対して行い話題になっていたのをご存知の方も多いでしょう。
そういう意味では、動画共有サイトを以前話題になったファイル交換ソフトのWinnyのように違法にテレビの動画が流通するサイトを思っている人も多いかもしれません。
しかし、この状況は2007年には変わってくると思われます。
素人動画からスターが生まれる?
テレビの動画の違法アップロードばかりが話題になる日本と異なり、アメリカではテレビや映画会社以外の動画も注目されるという現象が生まれてきています。
例えば大きな話題になったのが、
http://blog.japan.cnet.com/staff/archives/002711.html">一人の少女がYouTubeに投稿した「Breakup(破局)」という動画。
自分の失恋についてただ75秒間話しているだけの動画なのですが、少女が「Logitech Video Effects」の特殊効果をうまく活用したことで話題になり、現段階で180万回以上閲覧されています。
その他にも、YouTubeに動画投稿したおじいちゃんが一躍有名人になってしまったり、Lonelygirlという少女の自分撮影動画が話題になったりと、様々な利用者が作成した動画がインターネットを通じて多くの人の注目を浴びるようになっているのです。
もちろん、人気の動画の中にはプロの作成した動画も多く含まれているのですが、注目すべきはテレビや映画の素材ではなく、インターネット上にアップロードされたものが一気に注目を集める可能性が出てきたという点です。