「世界のシンプルライフ」第二回は、ブータン。
てどこ? という人、まだ多いと思いますが、小国ながらこの国はいま、シンプルライフ的な意味で、世界有数の先進国と言っていいでしょう。何しろ、国のあり方、政策がユニークでカッコイイんです!
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| ヒマラヤの麓の小国ブータン。しかしその志は高い |
ブータンってどんな国?
ヒマラヤの麓に位置し、インドと中国というアジアの二大大国にはさまれたブータン。面積は日本の九州ほど、人口は約65・8万人(2000年、ブータン政府資料)という、小国寡民を地で行くような国です。一人当たりGNI(国民総所得)は年間660USドル(日本は403万円)。国家歳入の4分の1を海外援助に頼り、これといった国内産業もない——それじゃシンプルライフというより、世界の最貧国では!?
と思うでしょ? それが、ブータンには、GNIやGDPといった数字では表せない、ほんとうに豊かなシンプルライフがあるらしいのです——。
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| 伝統的民族衣装を着て日常生活を送る国民 |
こんなにあるブータンの見習いたい国づくり!
環境先進国! なんとブータンでは、プラスチック製品の輸入・使用を制限しています。ゴミ問題に頭を痛める先進国が反面教師なのでしょうね。また、国土の7割を占める森林の開発にも非常に慎重。他国の環境問題を他山の石とし、開発によって得られる利益よりも、国土の保全と国民の健康を優先した政策といえるでしょう。
教育や治安のコストが低い! 教育は大学まで無料。塾だ私学だと、高額な教育負担に悩むこともありませんね。伝統的な共同体が今も生きる社会には、犯罪率も低く、子供たちがのびのびと育つ環境があります。
実は国際的! つい30年ほど前まで、国際社会に門戸を閉ざしていた国なのに、ブータンの学校教育は、国語を除いた授業はすべて英語によって進められています。だから子供でも英会話OK。海外に留学した学生の帰国率は高く、若きエリートは、国外で学んだ経験を国づくりに生かしています。どっかの国みたいな頭脳流出なんて問題もありませんね。