癒しの旅関連情報

更新日:2006年06月16日

3万株の紫陽花が誘う古刹・本土寺【千葉】

編集部 All About 写真

大手町から電車で40分。千葉県松戸市に3万株の紫陽花と、5000株の花菖蒲の競演が見られる本土寺があります。今回は法話と非公開建物をめぐり懐石膳をいただく、ミニツアーに参加してきました。

文章:本多 美也子(All About「癒しの旅」旧ガイド)


大手町から直通電車で40分。
千葉県松戸市に3万株の紫陽花と、5000株の花菖蒲の競演が見られる本土寺があります。今回は法話と非公開建物をめぐり、懐石弁当をいただく、ミニツアーに参加。庭をめぐるだけでも、癒されますが、寺の奥行きの深さにひる心地よさは、また格別です。
梅雨時の日帰り癒しの旅にとっておきのスポット・本土寺をご紹介しましょう。

入口を入ってすぐ左手にそびえる五重塔。周囲の紫陽花の見頃は6月20日頃。


本土寺ミニツアーで紫陽花と和の心にひたる

山門から本堂一帯にはモミジがいっぱい。鮮やかな緑色には癒し効果あり。
紫陽花の寺というと、鎌倉や箱根を思い浮かべる人も多いでしょう。ですが、本土寺の紫陽花はそれを圧倒するスケール。今年は6月20日過ぎから末頃までが紫陽花の最盛期。青や紫色のグラデーションが、鬱陶しい季節の心を静かに解き放つ、深い癒しをくれます。

寺は創建から700年の古刹で、駅から松や杉の巨木が並ぶ参道が続き、緑のモミジに覆われた山門にたどり着きます。
紫陽花と紅葉の季節のみ開催されるミニツアーはこの山門前に集合。ここからツアーメンバー(私が参加した日は30名ほど)とともに、まずは非公開建物の入口にあたる大玄関へ向かいます。 

ここからいくつもの回廊で結ばれた建物群へ。最初に本堂で、お坊さんによる法話があります。椅子席なので正座が苦手な方も大丈夫。
金色が荘厳に輝く本堂では、経典の話に傾聴。お経といっても、ふだんは意味はよくわかりませんし、「般若心経の本」など、本格的に勉強が必要なものが多いですが、このツアーでは、「妙法蓮華経如来壽量品第十六」という法華経の一部分についての話。
「寶樹花果多くして、衆生の遊楽する所なり」という一節は、「釈迦をまつる寺には、花や木を多く植え、人々が集い楽しめるところとしなさい」というお釈迦さまの言葉。

本土寺の住職はこの言葉を心に、桜、もみじ、紫陽花、花菖蒲を植え続け、仏の教えの通り、まさに花の寺にしたのだそうです。解説した経典の抜粋はいただけ、お守りにできます。



楚々とした茶室と窓辺の緑に心を解き放つ

本堂での法話のあとは、8つある茶室や、本土寺ゆかりの日像上人をまつる象師堂へ。
それぞれ個性的な茶室からは中庭の緑が美しく、まるで京都の古寺に来たような雰囲気です。



最後に訪れる像師堂手前の外回廊からは、花菖蒲5000株が咲き誇る菖蒲田が一望。2階ほどの高さがあるので、境内の見晴らしも最高。ここにも一般客は入れませんので、ツアーだけの特権です。

本堂裏手にある花菖蒲田。ミニツアーでは回廊の上から全景を一望でき、その開放感は格別。


像師堂は本土寺のあった場所に、屋敷をかまえていた平賀氏出身の日像上人を祀ったお堂。小さなお堂の中で、本土寺創建の由来などのお話を伺います。
このお堂は古いものなのですが、最先端設備もあり。ひとつはご本尊脇を飾る、グラスファイバーの紫陽花。七色に変化する様子はちょっとびっくり。また、外から拝観する時に、お堂正面のガラス窓に、自分の姿が写り込んで、中がよく見えないということがありますが、このお堂は最先端技術のメガネレンズを応用したもの。ツアー後に、外から拝観しましたが、確かに、お堂奥の本尊や、グラスファイバーの紫陽花が鮮やかに見ることができました。


建物見学の後は、お楽しみの食事と境内の散策。
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(執筆者:本多 美也子)

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