節約/食費の節約

梅干し作り!梅酢も捨てずに利用【土用干し編】

梅干し作りのポイント、土用干しの手順について紹介します。梅酢も捨てずに利用すれば、新生姜の梅酢漬けもつくれます。

和田 由貴

執筆者:和田 由貴

節約ガイド

6月26日に漬け込んだ、わが家の梅干し(梅干しづくり【漬け込み編】参照)ですが、いよいよ土用干しの時期がやってきました。ここまでくれば、完成目前!土用干しと梅酢の利用についてまとめました。新生姜の梅酢漬けもつくれます♪

梅干しづくりの手順


【土用干し】
  1 梅酢が上がって、梅がほぼ全部浸かった状態になっていると思います。
天気の良い日を選び、乾いた清潔なザル(すだれでも可)に、梅同士がくっつかないように、少し間隔を開けて、ひとつひとつ並べます。梅酢は捨てずに容器に残しておきます。

2 風通しの良い日なたで、3日3晩干します(5~6日干すと梅干しがよりおいしくなると言われています。見た目は、かなりしわしわです)。
 
時々、様子を見て、太陽の動きで日陰になっていたら、ザルごと日の当たる場所に移動させます。夜に取り入れて、お昼間だけ干してもかまいませんが、夜露に濡らすと皮が柔らかくなります。

3 毎日1回、そっと梅を裏返します。日中(梅、ザルが高温時)だと、ザルに面してる部分の皮が破れやすいので、夕方や朝に作業します。

4 3日3晩を過ぎれば完成です。梅全体が白く粉をふき、しわしわになった状態です。

 
ポイント
  • しっとりとした梅干しにしたい場合は、梅酢を容器ごと日に当て、あたためておきます。その中に、干し上がった梅干しを戻し、お好みの柔らかさになるまで冷暗所で保存します。
  • 自家製の梅干しは、かなりしょっぱく感じます。塩分が気になる方は、1ヶ月ほどで使い切れる分量を、塩抜きし、冷蔵庫で保存して使って下さい(塩分が低くなった梅干しは、長期保存が出来ません)。
  • 塩抜きの方法:たっぷりのお湯で梅干しを煮立てます。お好みによって数回繰り返し、塩分を抜きます。

梅酢の利用

煮沸消毒した保存瓶(お酢の空き容器など)に梅酢を入れ、1日、瓶ごと日光に当てます。市販のお酢と同じように、酢の物、ドレッシング、ちらし寿司など、お料理に使えます。また、新生姜の梅酢漬けをつくってみてはいかがでしょう?つくり方は簡単です。


 

新生姜の梅酢漬けの材料

  • 新生姜(適量)
  • 焼酎(消毒用、適量)
  • 梅酢(適量)
1 新生姜の皮をむき適当な大きさに切って、焼酎をかけて消毒します(あるいは、グツグツ煮えたお湯の中に新生姜を入れ、1~2分ゆでて消毒します)。
2 容器に、消毒した新生姜を入れて、梅酢を注ぎます。そのまま1ヶ月ほど冷暗所で保管したら完成です。ビールのおつまみにもグー♪

 

家庭で簡単につくれる梅干しですが、はじめて漬けられた方は、きっと市販の梅干しとの違いにビックリされるかもしれません。かなりしょっぱいですが、家庭でつくれば安心ですし、何より安いです。"自分でつくれるものは、つくる"これは、節約の基本ですね。

また、梅干しに含まれるクエン酸は、疲労回復にも効果があります。1日1個、梅干しを食べるのが体に良いそうですョ!
  梅干しづくり【漬け込み編】
(素材:Fine

この記事の初回公開日は2002年07月であり、日付を更新して再掲載しています。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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