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アジア圏へ国内旅行気分!シンガポール留学

シンガポール在住14年という日本人の方に「シンガポール留学の今」を聞きました。費用のこと、滞在のこと、シンガポールイングリッシュのこと、現地在住の人だからこその視点でお話しを伺いました。

執筆者:すずき ゆき


シンガポール留学
シンガポールのグルメやエンターテイメントスポットとして賑わうクラーク・キー。このシンガポール川を百メートル下れば、有名なマーライオンがあります
先月、アジア旅行がてらシンガポールの語学学校へ短期留学されたという方のお話しを伺いましたが、(>>>参考記事【体験談】シンガポール留学&マレーシア旅)最近、旅行のついでに語学研修というスタイルで短期留学を実現している人が増えているようです。特にアジア圏ではこうしたニーズが高く、中でもシンガポールはアジア各国への旅行拠点として最適な留学の国のようです。

そこで今回は、シンガポール在住歴14年、現在留学生支援や起業支援の会社「ハートリンク・コミュニケーションズ」を設立されて、毎年数多くの日本人のサポートをしている高村さんにお話しを伺いました。

高村さんご自身も14年前、留学生としてシンガポールにやってきた一人です。当時、大学を卒業したばかりで、語学研修を目的にイギリスへの留学を検討していたところ、知人からシンガポールでも留学できることを聞き、興味をもち一度視察旅行に訪れたそうです。はじめて訪れたシンガポールは予想以上に住みやすそうで、留学費用も安いことから、即シンガポールに決定されたそうです。そんなご自身の体験も含め、シンガポール留学の魅力や注意点などを聞きました。

シンガポールでの留学生には、どんな方が来ていますか?

(以下、高村さん談)国別で多いのは、中国/インドネシア/ベトナムで、最近は韓国からの留学生が急増しています。年齢層は、中国/インドネシア/ベトナムは若い方が多く10代(高校生くらい)が中心です。韓国は10代から20代で、シンガポールや欧米の大学・専門学校で高等教育を受けるために英語を学ぶというのが目的の人が多いです。

シンガポールに来ている日本人留学生は、どんな方が多いですか?

シンガポールでは短期留学生より長期留学生の割合が高く、仕事を辞めて留学する社会人が多いです。

短期留学生では、大学生が夏休みなどの休暇に2週間から1ヶ月の短期留学で来る場合と、20代から30代前半の社会人の留学生が多いです。

社会人の方では、仕事で必要な英語(あるいは中国語)を学ぶ為に、1週間程度の短期集中型でマンツーマンのレッスンを受けられる方が多く、私がハートリンク・コミュニケーションズを設立した当初は、仕事でシンガポールと関連している方が多かったですね。

最近は、20代の女性が転職の合間などに休暇を兼ねて2週間から1ヶ月程度留学されるケースが増えてきました。インドネシア、マレーシアなどは日帰りまたは1泊2日、タイやアンコールワット、ベトナムへは2泊3日程度で行けますから、週末旅行にアジア各国を旅行できるのです。

シンガポール留学の魅力は何がありますか?

シンガポール留学
シンガポールから、国内旅行感覚で行かれる、バンコク/プーケット/ランカウイ/バリ
日本人留学生の多くはアジア好きの方で、やはり近隣のアジア諸国へ気軽に旅行へ行かれる立地というのはシンガポール留学の魅力の一つです。特に、短期留学やリフレッシュ休暇を兼ねて、という人にとっては最適な国です。シンガポールの広さは東京23区とほぼ同じなので、泊りがけの旅行に出かけるとなると必然的に海外旅行になってしまうのです。マレーシアのジョホールバルへパスポートを持って夕食を食べに行ったり、インドネシアのビンタン島に行けば日帰りでリゾート気分を味わうことができます。数日の休みを利用するバンコク・プーケット・ランカウイ・バリなどへの旅行は日本人からすれば国内旅行感覚です。バンコク往復航空券は2万円以下です!シンガポール在住の日本人にはダイビングとゴルフが人気。ライセンスを取得し近場のダイブスポットへ毎週のように出掛ける人やグリーンフィーが安いマレーシアやインドネシアに日帰りゴルフを楽しむ人も多いです。

他には、食べ物が美味しいことですね。主食がお米とヌードルなので、日本人にはとても口に合うと思います。また、異文化で滞在するにあたって、シンガポールは町の大きさが丁度いいのではないでしょうか? 東京ほど大きすぎず、田舎過ぎない、程よい都会であることに加えて、治安の良さも留学生にとっては安心です。世界中のどの大都市でもあるような「危険地帯」というのが、実はシンガポールにはないんですよ。駐在員にとって住みやすい町の上位にいつも上げられているほどです。特に女性は安心して暮らせます。

また、留学費用が欧米諸国に比べて安いことも最大の魅力と言えます。最近では、他国で留学を検討していたけれど予算の面でシンガポールにした、という留学生も増えています。

次のページではシンガポールの語学学校の特徴について話を伺いました
3P>>シンガポールの滞在&生活費
4P>>シンガポールの英語(シングリッシュ)


■取材協力
シンガポール留学支援センター
ハートリンク・コミュニケーションズ

■関連サイト
【体験談】シンガポール留学&マレーシア旅

シンガポールに関する情報は
シンガポール観光局
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