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トラブル知らずのホームステイ(1) ステイ先にあたりハズレはある?

慣れない海外生活の中でも、留学の良し悪しを大きく左右してしまうのがホームステイ。以前は「ホームステイ先は選べない」が定番でしたが、最近ではホームステイ先を選べるプログラムも登場してきました。

執筆者:すずき ゆき


ホームステイ
共同生活のマナーを守るのがホームステイ成功のカギ

よく聞かれる質問に「ホームステイにあたりハズレはあるのか」ということ。
いろいろな噂を聞くと、同じ費用を払っているのだから
ハズレくじは引きたくない、と思うのが当然ですよね。
では、本当にホームステイにあたり、ハズレはあるのでしょうか?

ファミリーは全員親切で、広くてきれいな部屋を提供してもらい、
ホストマザーは料理上手、週末には家族でいろいろな所へでかけ、それに一緒に連れて行ってもらえる。
こんな環境のホームステイ先に滞在できたとしたら、
それは現地留学生の間では一般的に「あたり」と言われています。
では、そうではない家庭に滞在したとしたら
「ハズレ」なのでしょうか?

答えはNoです。

あたり前の話ですが、ホームステイというのは一般家庭に滞在する訳です。
その一般家庭に、ホテル滞在のように一定基準のサービスを要求するのは
基本的に間違っていると考えた方がいいでしょう。

気持ち的にホームステイに対して
あたり・ハズレで考えている人や過大な期待を抱いている人が、トラブルを起こしているケースがほとんどなのです。
(ホームステイのトラブルに関してはコチラ>>All About>>ホームステイのトラブル

実際、ホームステイにお金を支払って滞在する訳ですから、
当然、いいサービスを求める気持ちは生まれますよね。
では、支払っているお金は何に対してだと思いますか?
実は、ホームステイ先の義務は、原則として、「部屋の確保」と「食事の提供」のこの2つのみなんです。

それ以外のことは、基本的にはホームステイ先の善意によるものなのです。

共同生活のマナーを守ればOK!


3000人もの留学生の相談を受けているアドバイザーの本橋氏が、
こんな上手いことを仰っていました。
「ホームステイ先を下宿ととらえるといいですよ。
よく言われる「家族の一員として」とか「お客さんとして」といった感覚には、どうしても無理があります。
下宿ととらえれば、誰もがわりとすんなりイメージできるのではないでしょうか?
ステイ先の家族は、下宿のおじさん・おばさんという感覚です。
無理に家族の一員になろうというプレッシャーも必要ないと思いますよ。
共同生活としてのルールを守ればいいんです」

この下宿という感覚は、とてもイメージしやすいのではないでしょうか?

まずはみなさん、ホームステイに対しての
あたりハズレの感覚をなくした方が
結果的にトラブルもなく、留学生活を成功に導けるファーストステップになると思います。

>>次のページでは最近登場してきている「選べるホームステイ」プランをご紹介します。
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