留学アーカイブ

更新日:2004年12月10日

留学カウンセラーを認定する試験(後編) 認定制度に対する留学業界の声

「留学アドバイザー」の資格誕生を当の留学業界はどのように受けとめているのでしょうか? 後編では、試験合格者をはじめ、国内外の留学関係者から届いたナマの声をご紹介します。

最後に、海外の留学関係者から寄せられたご意見もご紹介しましょう。

オープンな情報が支持につながる

【オーストラリアの現地エージェントのKさん談】

現地の事情を知らない一部の留学カウンセラーのおかげで、留学生本人だけでなく、現地エージェントも迷惑していますから、能力や知識のある留学カウンセラーをきちんと正確に認定できるのならいいと思いますよ。でも、それは簡単なことではないでしょう。何をどのように評価して認定しているのか、受験者はもちろん、利用者側にも明らかでなければ、浸透しない可能性が高いと思います。

留学斡旋会社OBが主要なポストを務めることに対しての疑問の声もありますし、積極的にもっといろいろな情報をオープンにしていかないと、「留学業界初の資格」「NPO」と謳うだけでは、一部の関係者をのぞいて支持を得ることは難しいのではないでしょうか。

留学生の権利保護のための制度なら

【オーストラリアでキャリアアップのためのプログラムやコースを運営するNさん談】

まず最初にいろいろな資格を考え出す人がいるんだな、と感心しました。留学にはたくさんのお金が絡むため、ある程度の水準のサービスが必要なことはその通り、と思いますが、公的資格ではない団体による民間資格なので、そのうち似たような団体が留学カウンセラーという資格試験を実施し始める気がします。もっと広まれば、受験用のセミナーやテキストなどもたくさん出てくると思われます。このような団体が営利を追求したり、流行を追って、ではなく、本来の留学生の権利保護のために活動するならいいかもしれません。

受験する側からみれば、どの程度社会的な認知度があり、就職の際など履歴書に書くことで有利になるかがはっきりすれば、資格を取得するメリットもあるかもしれませんね。


いかがでしょうか? あらゆる方面から賛同が得られる制度の構築は、簡単なことではなさそうですね。しかしながら、これまで多くの人が必要だと感じてきた「留学のプロを認定する」という初めての試みは、スタートしたばかり。一歩前進した留学協会や、独自の認定制度を模索しているほかの団体が、いかにして中立的な立場を築き上げ、どのように期待される役割を果たしていくのか、じっくり見守っていきましょう。

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【関連リンク】
 留学エージェント・旅行会社

(執筆者:南田 登喜子)

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河東 英宜

元株式会社地球の歩き方T&E 留学事業部長兼『成功する留学』 (ダイヤモンド社刊)シリーズ編…

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