留学アーカイブ

更新日:2004年02月11日

海外生活に役立つサービス(3) 日本に残る高齢者の支援サービス

高齢者を日本に残しての海外暮らしは、やっぱりちょっと気がかりですよね。海外駐在経験者が設立したNPO「海を越えるケアの手」では、そんな人を対象にユニークなプログラムを運営しています。

文章: 南田 登喜子(All About「短期留学・ホームステイ」旧ガイド)

国内で離れて暮らしている場合も同じでしょうが、海外にいると、日本にいる家族が元気に暮らしているかどうか、とても気になるもの。高齢者を残してきた場合には、なおさら心配ですが、何か問題が起こった場合は、家族の中で解決するしかないと思っていることが多く、結局は誰かが無理をしたり、周りに迷惑をかけたりすることになってしまいます。

病院 そんなとき、信頼できる誰かに応援を頼むことができれば、無理して帰国せずにすむかもしれませんし、たとえ帰国する必要がある場合でも、仕事や学校の調整など、自分自身の生活をケアする時間や心の余裕が生まれ、ずいぶん状況は違うはずです。

わたし自身もアメリカに長期滞在中、父親が入院したときに、あわただしく一時帰国したことがありますので、よく分かりますが、滞在目的が何であれ、予期しない事情で急遽帰国するのは、自分自身の生活もあり、大事な家族のためとはいえ、簡単なことではありません。

◆プロにまかせる選択もあり

海を越えるケアの手は、海外駐在経験者が設立したNPO。日本にケアが必要な家族のいる海外在住者を対象にしたユニークなサービスを提供しています。個々の事情を反映した支援プランを組み立て、実現のためのアレンジを行う「高齢者サポートプログラム」に加え、昨年11月からは、「介護119番プログラム」も始まりました。こちらは会員を対象に、高齢者の介護や支援についての相談や代行を引き受けるほか、緊急時には専門職を派遣して、問題解決にあたってもくれます。



考えてみれば、こういうちょっとしたヘルプをしてくれるサービスが今までなかったのがフシギなくらい。高齢化社会に向けての基盤や環境が徐々に整ってきたことに連れて、「プロにまかせよう」という動きも少しずつ高まっているということでしょうか。

「海外生活に役立つサービス」シリーズ記事の目次はこちら>>

【関連リンク】留学前後・現地で役立つ情報
【関連】All About Japan <特集>新生活スタート

(執筆者:南田 登喜子)

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河東 英宜

元株式会社地球の歩き方T&E 留学事業部長兼『成功する留学』 (ダイヤモンド社刊)シリーズ編…

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