編集部 All About
TOEIC・英語検定アーカイブ
更新日:2009年11月08日
英単語を学習する際には、定期的な復習をすることが必要です。復習をする際に、何か気をつけるべきことはあるのでしょうか? 認知心理学の実験から、効果的な英単語の復習法を考えます!
過去の実験により、パッシブ・レビューよりも、アクティブ・リコールの方が、より長期的な保持につながることが示されています。
これは、「思い出す」という行為を行うことで記憶へたどり着くための経路が強化され、記憶が取り出しやすくなるためだと言われており、「検索練習効果」(retrieval
practice effect)と呼ばれています。
認知心理学者のNick Ellisは、検索練習効果の有効性について、以下のように述べています。 "[W]henever we ask someone to tell us something that might be retrievable from our own memory, we rob ourselves of a learning opportunity(自分の記憶から取り出せうる事柄について、誰かに教えてもらう時はいつも、我々は自分自身から学習の機会を奪っていることになる)" (Ellis, 1995, p. 122)。
近年、英語教育の世界ではコミュニケーションが重視され、ドリルなどの機械的な活動は軽視される傾向にあります。しかしながら、検索練習効果を考慮すると、「appleという単語の意味は何ですか?」、「りんごは英語で何といいますか?」といった問題に答え、記憶を能動的に想起することは、記憶保持にとっては非常に有用な活動であるといえます。
アクティブ・リコールの効果は、ある工夫を行うことでさらに高めることができます。その工夫とは……?
次のページでは、アクティブ・リコールの効果を高めるための方法をご紹介いたします!
(執筆者:中田 達也)
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