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TOEIC・英語検定アーカイブ
更新日:2006年05月08日
ある調査によれば、英語ができる女性は年収が4割高いと言います。管理職昇進のために、TOEICスコアの取得を義務付けている企業も増えてきています。英語力と給与、TOEICスコアと給与の関係について考えてみました。
2005年11月16日の朝日新聞に、「英語できる女性、年収4割高い 1万4千人調査」という記事が掲載されました。記事によると、「仕事で英語を使う人は使わない人より男性で約18%、女性で約40%年収が高い」と言います。
英語力が高いと、それだけ給与も高くなるのでしょうか? 「英語力と給与の関係」、「TOEICスコアと給与の関係」について、様々なデータから検証してみましょう!
冒頭でご紹介した記事は、大阪府立大の鹿野繁樹講師(計量経済学)が日本経済学会で発表したデータに基づいたものです。
約1万4000人分のデータを分析した結果によると、職場で英語を使う人と使わない人とでは、年収に大きな開きがあったといいます。男性では、職場で英語を使う人の収入が約642万円であったのに対して、使わない人は約521万円でした。女性では、英語を使う人が約292万円、使わない人は約227万円でした。
英語以外の能力が同一になるように統計的に処理した結果、職場で英語を使う人は使わない人よりも、男性で18.2%、女性で40.2%、年収が高くなったといいます。
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| 「お金と英語の非常識な関係」という本も話題になっています。 |
鹿野氏の調査によると、英語力と年収の間にはどうやら密接な関係がありそうです。そして、英語力による年収の格差は、男性よりも女性において大きいようです。それでは、TOEICスコアと給与の間には、なんらかの関係があるのでしょうか?
『TOEFL・TOEICと日本人の英語力』(講談社現代新書)という書籍では、派遣社員の時給とTOEICスコアに関するデータが紹介されています。そのデータによると、TOEICスコアは派遣社員の派遣料金査定においても高く評価され、TOEICが600点台だと時給2,500円、700点以上だと3,500円、800点以上だと4,000円が目安だと言います。派遣社員の場合を例にとると、TOEICスコアと給与には正の相関関係があるといえそうです。
また、数年前に日本IBMが昇進条件として課長以上へはTOEIC600点、次長以上には730点という基準を設けたことがニュースとなり、大きな話題を呼びました。日本IBM以外には、TOEICを昇給・昇進条件として打ち出しているところはどのくらいあるのでしょうか?
次のページで、日本の企業におけるTOEICスコアの活用例をご紹介いたします。
(執筆者:中田 達也)
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