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TOEIC・英語検定アーカイブ
更新日:2006年03月10日
受験者数の減少により、国連英検は財政難に陥っているといいます。また、最近は国連英検に関する残念なニュースが幾つか続いています。国連英検に関する最新の情報をご紹介します。
「国連英検」はその名の通り、国際問題や国連の活動に関する知識が問われるユニークな英語試験です。しかしながら、近年はTOEIC受験者の増加などにより、苦戦しているといいます。
今回は、国連英検をめぐる最近の動きをご紹介いたします。
国連英検は、正式名称を「国際連合公用語英語検定試験」といいます。「国連英検」というと、「あの国際連合(the
United Nations)が実施しているの?」と思ってしまうかもしれませんが、実際は違います。国連英検を実施しているのは、「日本国際連合協会」という財団法人です。日本国際連合協会は、「国際連合のA級諮問民間団体である国際連合協会世界連盟の有力メンバー」であるということです(国連英検の公式ホームページによる)。
国連英検の特徴としては、「英語力だけではなく国際人としての知識とマナーが問われる」、「国連の活動に関する知識を問う問題が出題される」、「問題の大半が時事問題に関するものである」といったことが挙げられます。
英語の資格試験でありながら、国際問題や国連に関する知識が問われるなど、英語試験としてはかなり異色の試験といえるでしょう。
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| 国連英検では英語力だけでなく、時事問題や国連の活動に関する知識が問われます。 |
最近の報道によると、国連英検は受験者が減少し、少々苦戦しているといいます。例えば、2005年10月29日の毎日新聞に、「国連英検 不人気で財政難」という記事が掲載されています。記事の要旨は、以下のようなものでした。
・ 国連英検の受験者は、ピーク時(1980年代後半)には約7万人だったが、現在では約1万3000人に激減。原因には、TOEICの受験者が急増したこと等が考えられる。
・ 以前は、年間3000万円程度の補助金が外務省から出ていたが、04年度から補助金が打ち切られ、赤字経営が続いている。
・ 全都道府県にあった地方本部も、2005年3月までに6箇所(山梨、三重、大分など)が閉鎖された。
国連英検の受験者減少により、実施団体の日本国際連合協会も財政難に陥ってしまったようです。
国連英検に関連する最近の動きの1つに、一部の級での面接試験の廃止が挙げられます。国連英検では、2005年度までは特A級・A級・B級の3つの級で二次面接試験が行われていましたが、今年度からは、B級の面接試験が廃止されることが決定しました(特A級・A級では、引き続き実施されます)。
TOEFL iBT、GTEC、PhonePassなど、最近の英語試験ではスピーキングに力を入れたものが多く見られる中で、面接試験を廃止するというのは、少し不自然に映ってしまいます。
面接試験廃止の理由は明らかにされていませんが、おそらく財政難が1つの理由であることは間違いないでしょう(面接試験は試験官や会場の確保などで、筆記試験と比較するとコストがかかります )。
次のページでは、国連英検に関するもう1つの残念なニュースをご紹介します。
(執筆者:中田 達也)
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