編集部 All About
TOEIC・英語検定アーカイブ
更新日:2002年12月15日
日本に広がるTOEIC=「グローバル・スタンダード」という図式。しかし、実はTOEIC受験者の9割以上は日本人と韓国人だった……!? データでTOEICの実態に迫ります!
| 実は、TOEICは故北岡靖男氏が考案した、日本生まれの試験なのです。北岡氏は学習者の英語力を客観的に測定できる試験の必要性を感じていましたが、TOEFLはあくまで北米大学への留学希望者を対象とするものであったため、不満を感じていました。そこで、留学希望者に限らない、広く一般人を対象とした試験として、TOEICの開発をETSに持ちかけたといいます。 TOEICはそもそも日本人による日本人のための試験であるということを考えれば、TOEICが日本以外の国ではなぜほとんど知られていないのかが納得できるでしょう。TOEICはTest of English for International Communicationという名前でありながら、ドメスティックな面もあるのです。 しかし、「TOEIC=グローバル・スタンダード」という誤解は、日本人の中にはかなり根強くあるようです。 英語検定試験については、「不正確かつ見当違いの情報がまかり通っている」とは鳥飼玖美子先生の弁ですが、「TOEIC=グローバル・スタンダード」説も、その最たるものといえるのではないでしょうか? とはいえ、TOEICが世界では日本人の思っているほど普及していないからといって、それだけでTOEICの試験としての妥当性や権威を疑う理由にはならないことは言うまでもありません。 日本では、約80%の会社が社員採用時にTOEICスコアを「考慮している」、あるいは「将来はしたい」といいます。また、「取得したい資格」を聞かれた学生の内、「TOEIC」と答えた人が53%もおり、「情報処理技術者」の31%、「英検」の27%、「TOEFL」の19%を遥かに上回ってダントツの一位であった(文化放送ブレーン「学生生活意識調査 1999」による)そうです。 世界的な知名度はさておき、日本におけるTOEIC優位は決してゆるぎないものですし、これからもそう簡単に崩れることもないでしょう。 (関連サイト) ここだけはおさえよう TOEIC/TOEFL TOEIC独壇場を考える 英語に関するうんちく 就職にTOEICは必要か? (参考文献) TOEFL・TOEICと日本人の英語力 資格主義から実力主義へ A.C.E. 「TOEIC Guide就職必携」
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(執筆者:中田 達也)
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