編集部 All About
TOEIC・英語検定アーカイブ
更新日:2002年04月23日
資格試験の限界を暴く、「TOEICだって万能じゃない」シリーズ最終回。今回は、留学したのにスコアが下がってしまったガイドの摩訶不思議体験をレポートします。
| ■ 【連載】 「TOEICだって万能じゃない!」シリーズ |
| 第1回 TOEIC満点で英会話力ゼロ!? |
| 第2回 小手先のテクでハイスコアをとる |
| 第3回 私は留学してスコアが下りました |
第1回・第2回のクローズアップ記事では、「測定技能の偏り」・「運」・「テクニック」というファクターを例にあげて、英語検定試験では受験者の総合的な英語力を真に表すことは出来ない、ということを書きました。今回は、英語検定試験が万能でないことを、私自身が痛感させたれた体験について書きます。
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まず、一番メジャーなTOEICから始めましょう。作者は2000年8月からアメリカに留学していましたが、留学の約一年前と半年前にそれぞれTOEICを受験していました(詳細については、こちらを参照)。そして、両方の試験でリスニング満点を取得することができたので、自分のリスニング力には結構自信を持っていました。
が……、そんな私の自信は、留学生活を開始した途端に打ち砕かれたのでした。人の言っていることが聞き取れないことが結構多かったのです。授業の講義などは大体聞き取れるのですが、特に聞き取れないのは学生とのインフォーマルな日常会話でした。
はじめは南部訛りだからだろうとか(私の行っている大学は南部にありました)、スラングを使っているからだろう、とか思っていたのですが、別に向こうは訛っているわけでもスラングを使っているわけでもありませんでした。
ゆっくり言ってもらうと聞き取れるし、何てこともない普通の文章なのですが、普通に言われると何が何だかわかりません。
この経験に関しては、こちらのページに書いていますのでここで詳述は避けますが、とにかく1999年の5月のTOEICでも2000年の3月のTOEICでもリスニングは満点で、ラジオを使った学習も続けていたのでリスニングで困ることはないだろう、と思っていただけにショックでした。そして、この経験から私は、資格試験の限界に気づいたのでした。
約一年間の留学を終えてからは、日常会話・講義はほとんど理解できるようになり、以前はあまり判らなかった洋画も大概聞き取れる容易なりました。私のリスニング力は留学する以前と比べたら、格段に進歩したと私は自信を持って言えます。
しかし、TOEICの満点は990点ですから、今TOEICを受けたところで、留学前のスコアを上回ることは決してないのです。
そんなリスニング力の伸びをスコアとして測定することができないところに、TOEICのひとつの限界がある、ということが言えるでしょう。
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(執筆者:中田 達也)
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