編集部 All About
TOEIC・英語検定アーカイブ
更新日:2002年03月07日
多くの日本人が「英語=国際語」である、と信じて疑いません。でも、英語には本当に国際語としての資格があるのでしょうか?。専門家の意見を聞いてみると……。
| ■ 【連載】「英語が国際語であるという幻想」 |
| 第1回 だから英語は勉強するな! |
国際化が進展する現代社会において、英語という言語の重要性は否定できないでしょう。英語は60を越える国で公用語、あるいはそれに準ずる重要な役割を果たしており、多くの人々によって第二言語としても用いられています。言語学者デイビッド・クリスタル教授や鈴木孝夫教授も、英語は国際的なビジネス・政治の場で最も一般的に使われる言語としての地位を確立し、事実上の共通語として広く用いられている、と指摘しています。
グローバリーゼーションが急速に進展する今、島国日本も国際化の流れとは無縁ではなく、日本社会においても英語の果たす役割は重要になりつつあります。そして、多くの新聞や雑誌が日本人の英語力不足が国益を損なう、と警鐘を鳴らしています。ビジネス誌WEDGEに掲載された、幹部の英語による情報発信能力が企業の株価に影響を与えるという主旨の、「株価低迷は経営者の英語力にあり!?」という記事がその好例でしょう。
しかし、我々が無条件に受け入れている「英語=国際語」である」、という図式は本当に正しいのでしょうか?。言語学者の中には、現在多くの日本人が学んでいる英語には国際語としての資格はない、と指摘している人が数多くいます。また、彼らの中には、英語への特別扱いが日本社会そのものに悪影響を及ぼしている、と指摘する者もいます。
もし彼らの主張が正しいとしたら、みなさんは英語なんて学ばなくてもいいかもしれませんし、この「TOEIC・英語検定」だって必要ないかもしれません……。
ということで、このクローズ・アップ連載記事「英語は本当に国際語か?」では、英語に国際語としての資格があるのかを検討した上で、英語が国際語であるという思い込みが日本社会に与えている負の影響を検討してゆきたいと思います。
第一回目の「だから英語は勉強するな!」では、英語が国際語ではない根拠として言語学者が好んで挙げる、2つの大きな理由をご紹介します。
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(執筆者:中田 達也)
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