編集部 All About
TOEIC・英語検定アーカイブ
更新日:2001年12月08日
TOEICでハイスコアを取得しても、それが必ずしも収入に直結するとは限りません。でも、世の中には取得すれば仕事に直結する、弁護士免許や医師免許のような英語資格もあるのです……。
通訳案内業国家試験(通称:通訳ガイド国家試験)という試験をご存知でしょうか?。名称からも判るように、国家試験の一つなのですが、語学に関する唯一の国家試験です。また、この試験に合格すればプロの通訳ガイドとして就業する資格が与えられる、仕事に直結する免許書としての意味を持つ検定試験でもあるのです。しかし、年間の受験者は約5,000から6,000人といわれており(ちなみに英検の受験者は延べ約300万人と言われています)、一般に認知度が高いとは言えません。今回は、そんな独自の特徴を持ちながら、一般にはあまり知られていないこの通訳ガイド国家試験の実態に迫ります。
(ちなみに、この試験には英語版だけではなく、スペイン語・ポルトガル語・中国語など他の外国語の試験もあるのですが、ここでは通訳ガイド国家試験という言葉を使った場合、特に断らない限り英語版の試験を指すものとします)。
通訳ガイドって何?
まず、この試験の目的から始めましょう。この試験は受験者に通訳ガイドとして就業できる知識・資質があるのか測ることを目的としています。通訳ガイドとは、日本に来た外国人観光客に観光案内をしたり、日本文化などを紹介することを業務としています。そして、この通訳ガイドには、通訳ガイド国家試験の合格者のみしか就くことが出来ません。だからこそ、何十万円という学費を払い、この試験対策専門の学校で勉学に励む方もいらっしゃる訳です。
どんな問題が出るの?
通訳ガイド国家試験は第一次〜第三次までの3つの試験からなるのですが、通訳ガイドとしての知識・資質を問うだけあって、その試験内容は他の英語検定試験とは一線を画しています。
一次試験 見た目はオーソドックスな筆記試験だが……
まず、一次試験は読解問題・作文問題・和文英訳・単語問題等からなる筆記試験で、リスニング問題はありません。問題の形式だけ見てしまえばオーソドックスな筆記試験といえるのですが、問題の内容はかなり特徴的です。具体的に言うと、日本や旅行業に関する問題がその大半を占めているのです。例えば単語問題では、「辛子明太子」・「国土交通省」・「結納金」などの日本的事象を英語に置き換えて表現することが求められます。また、作文問題でも「なぜ日本人は仕事が終わった後まっすぐ帰宅する人が少ないのか?」など、日本に関する事象について英語で説明するように求められます。
就職面接のような(?)二次試験と英語を一切使わない(!)三次試験については、次のページへ!
| ←他の記事を読む | <1>→<2>→<3> | 次のページへ→ |
| ■英語学習に関する調査を行っています |
| → 「あなたの一票!」に参加する |
| ■この記事に関するご意見・ご感想は…… |
| → この記事の作者にメールを送る |
| 「TOEIC・英語検定」トップページへ戻る |
(執筆者:中田 達也)
この記事の担当ガイド

編集部 All About