文章:山下 智之(All About「資格」旧ガイド)
法律関連の資格
周知のとおり、新司法試験がはじまり、弁護士をはじめとする法曹の数は年々増えていきます。今は全く足りない状況が続いていますから、仕事にことかくことはないのですが、将来はどうなるかまだ見えていません。
日本が米国のような訴訟社会になれば、米国と同じように弁護士だらけの世界になるのかも知れませんが、実際はどうでしょうか。一時的に法律関係の仕事は増えていきますが、米国のように何でも訴訟という世界にはならないkかも知れません。増えるのは離婚訴訟とクレジット破産関係が主で、それ以外の本格的な訴訟は増えないのではないでしょうか?
だとしたら、法曹の需要も非常に長い期間で見た場合、頭打ちになるかも知れません。
趣味の資格
全国統一オタク検定という資格が新しく出来ました。文字通り、オタク度を測る検定試験です。レアなコミックに関する知識が必要とされるため、普通の勉強が出来るという人にはまず歯が立たない試験です。
新聞にも取り上げられて話題になっていますが、こういった趣味の世界の資格は結構しぶとく生き残る傾向があります。時刻表検定や歴史検定などもそうですし、昔からあるアマチュア無線の資格にしても趣味の資格といえなくもありません。持っているからといって就職に有利になるわけではないのですが、友達が出来たり人生の満足感を高めるといった意味では結構有意義な資格な資格といえるのではないでしょうか?
医療系の資格
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| 笑いで自然治癒力を高める |
笑い療法士という資格も新しく出来ました。笑いを通じて自己治癒力を高めるという活動をしている「癒しの環境研究会」が行っている民間資格です。
笑い療法士は一見ユニークな資格ですが、薬に頼らない医療の追求という意味では有意義な試みだと思います。私は、医療費増大に悩む政府が、こういった資格を奨励するようになれば面白いのではないかと思います。
医師の需要は、まだまだ増え続けるでしょう。医療系の資格はそういった意味では有望です。
伸びる資格とは?
今後伸びてゆく資格・将来性のある資格の条件とは何でしょうか?それには下記のような共通点があると思います。
世間からの需要が伸びている仕事に関連している資格 防災士、個人情報保護士、知財検定など
それが無いと仕事が出来ない業務独占資格 弁護士、公認会計士、医師など難度の高い資格
資格認定主体が伸びる施策を実施していること ドットコムマスターなど
趣味の世界を広げるような資格 時刻表検定、歴史検定など
資格の世界も二極分化が進んでいるように思います。法科大学院や会計大学院の制度が本格化しはじめ、弁護士や公認会計士のような高度な業務独占資格取得者が大幅に増員される直前というのが今の状況です。
それに対して業務独占資格ではないが、それに類する法学検定などの資格もありますが、こちらは自分の実力を高めるための言わば勉強の補助となるような意味合いが強いといえます。むしろ、趣味の世界の資格を持っている方が酒席での話題にもなりますし、自分の人生を面白くするという意味では良いのかも知れません。
資格の世界でも、自分はどっちでいくのか決めてどちらかの世界でしっかりと生きる。これが成功する秘訣なのではないでしょうか?