ピッキング・泥棒の対策/ピッキング・空き巣を防ぐ

5人に1人以上が被害に!ひとり暮らしの防犯

ひとり暮らしの防犯意識に関する調査が行われました。ひとり暮らしをする人たちの防犯意識は、いったいどのようなものなのか? ひとり暮らしの子どもがいる親にとっても、ぜひ知っておきたい情報が満載。

佐伯 幸子

執筆者:佐伯 幸子

防犯ガイド

【オールアバウト・gooリサーチ共同】ひとり暮しの独身会社員1,000人調査で、「ひとり暮らしの防犯意識に関する調査が行われました。ひとり暮らしをする人たちの防犯意識は、いったいどのようなものなのか? ひとり暮らしをしている人にも、ひとり暮らしの子どもがいる親にとっても、ぜひ知っておきたい情報が満載です。 調査結果から分かったひとり暮らしの防犯意識についてまとめてみました。

5人に1人以上が被害に遭っている!

夜道での被害
夜道での被害
ひとり暮らしを始めてから、空き巣狙いやひったくりの被害に遭った人は、22.5%で、約5人に1人以上が被害に遭っているということになります。その中でも、「ストーカー、つきまとい」には、27.9%、2~3人に1人が被害に遭っています。

有効回答者数は1,017人で、男性 47.8%、女性 52.2% の比率となっており、女性のほうがやや多い数字のため、もし男女別に統計をとり、女性だけの回答を見れば、この「ストーカー、つきまとい」の被害に遭ったという回答率は上がるかと思われます。

ひとり暮らしの場合、自宅に帰っても迎えてくれる家族はいないので、もし誰か見知らぬ人物に後をつけられた場合、一緒に心配してくれる心強い味方がいないということで、鍵をかけても恐怖心はなかなかなくなりません。そうなると次には、侵入されるのではないか? という恐怖も湧き上がってくるでしょう。

侵入被害のおそれ

侵入被害
侵入被害
つまり、ひとり暮らしの場合、家に帰るまで怖い、帰っても怖い、という不安にさいなまれることが起こりうるのです。その不安を解消する、あるいは少しでも軽減するためには、安全対策を講じることしかありません。本来は部屋選び=物件を選ぶ段階から、夜道を歩くときのことを考えて選ぶべきではあります。

■ガイド記事防犯的お部屋の選び方 その1~その4をご覧ください。

しかし、現在の住居を選んだ理由については、「セキュリティー」はわずか13.8%にとどまっています。「通勤・通学に便利だから57.5%」、「値段(敷金・礼金・家賃)が安いから」といった利便性や経済性が優先してしまうのはいたしかたないかもしれません。となれば、今からでも、少しでも自分や自宅の安全度を上げるためには、安全への取り組みが必要なのです。

「何もしないままでは安全度は上がらない」ですし、「安全のために出来ることがあるのは分かっていても実行していない」のであれば、万が一、被害に遭ったときに必ず後悔することになるでしょう。何のために安全対策をするのかといえば、安全になるためはもちろんのこと、「後悔しないため」なのです。被害に遭った後で、「ああしておけばよかった」「こうしておけばよかった」と、悔やむことになるからです。

取り返しのつくことなら、何度でもやり直せばいいものですが、犯罪被害においては、取り返しがつかないばかりか、経済的、身体的、精神的苦痛を余儀なくされます。ところが、被害に遭わないとどうしても実感することが出来ないからでしょうか、実際に防犯、安全対策をしている人というのは、かなり低い率でしかありません。これは、「防犯意識と行動」の調査結果に表れています。次ページの解説をご覧ください。

  • →ひとり暮らしの防犯意識と行動
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