ピッキング・泥棒の対策/ピッキング・空き巣を防ぐ

使ってはいけない潤滑油とカギのお手入れ法(2ページ目)

最近、どうも自宅玄関ドアの鍵の調子が悪い…そう思って鍵穴にあることをして一時的には回復したものの、結局、開けづらくなり鍵をかけることを怠ったために泥棒被害に…という事例と、正しい鍵のお手入れ法を。

佐伯 幸子

執筆者:佐伯 幸子

防犯ガイド

鍵をかけなかった理由

「泥棒に入られました」
「泥棒に入られました」
青木さんには、近所のコンビニに出かけるなど短時間の外出時には、 二つある錠前のうち、一つしかカギをかけないクセがありました。(マンションはオートロックだし、8階建ての7階だから、誰も入ってこないだろう)という思い込みもありました。すると、一つの錠前のほうがより開けにくくなってきたので、このごろでは会社に出かけるときにもカギは一つしかかけなくなっていました。つまり、せっかくのワンドア・ツーロックを、ワンロックで使っていたのです。

そして、被害に遭ったときは、(近所だし、すぐ戻るから。それにオートロックだし)と思ってそのワンロックすらかけずにでかけてしまっていたのです。青木さんは、それまでに開けにくくなっていたカギのためにあることをしていました。しかし、そのことが、実は鍵の具合を悪くしていたことに彼は気づいていませんでした。

カギに潤滑油は厳禁!

青木さんの自宅玄関ドアの鍵は、この数ヶ月、具合が悪く、カギをかけづらく、開けにくくなっていました。そのため、青木さんは市販の合成潤滑油を使ってみました。合成潤滑油を使った直後はカギ開けもスムーズになり、(さすが、効くもんだな)と思っていました。それからは、カギの開け閉めがしづらいと感じると、気軽に油を注す感じで、合成潤滑油を使っていたのです。

ディンプル部分にホコリやゴミ
ディンプル部分にホコリやゴミ
そもそも、カギ=錠前・鍵(Lock&Key)は精密な建具です。鍵を差し込む穴=鍵穴内部には非常に細かい部品が使われており、ホコリやゴミ、磨耗などが原因で、カギ=Keyを出し入れするときにスムーズにいかなくなることがあります。これを無理に開けようとしたり、回したりすると、カギが折れたり、故障の原因となることがあります。

また、鍵=Keyも洋服のポケットに入れておくと、繊維やホコリなどが付着したり、ほかのものに当たって目に見えないくらいの微妙な変形が起きる危険性があります。鍵も鍵穴も、いずれも精巧に作られているものだけに、硬いものだからと扱いをぞんざいにしてしまうと、わずかずつズレが生じてしまうことが考えられるのです。

機械関係や自転車、建具など、サビやきしみなどがあると気軽に使う「合成潤滑油」ですが、実はこのようにデリケートな「鍵穴」には使ってはいけないのです。油分がホコリやゴミを付着させて時間の経過にともない固まってしまうことがあり得ます。普段のお掃除をマメにしておけば大掃除もラクですが、日頃いい加減にしておくと、いざというときには大変な作業になってしまうのと同じです。

「鍵穴や鍵のお掃除なんて!?」と驚く人が多いかもしれませんが、上記のような理由で、カギにもお手入れ、きちんとしたお掃除が必要だとご理解いただけたと思います。そこで、次ページでは、鍵の国内ナンバーワンメーカーの「美和ロック」さんから直伝のカギのお掃除術をお伝えします。


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