預金を守る武器はコレ！ダイヤルバンク印(2ページ目)

「印影を変える」という発想

「印鑑社会」である日本。金融機関では諸外国のように「サイン」を使用する、というシステムではなく、印影に頼っています。印影さえ合致すれば、預金者本人でなくても引き出しができるということです。当人が窓口に行けないときは代理人に頼むこともできるので便利であるともいえますが、まったくの第三者でも預金を引き出すことが可能であるのは、実は恐いことでもあります。

「通帳と印鑑は別々に保管したほうがいい」と、頭では理解していても、実際には一緒に保管している人が多いのではないでしょうか。また、住まいの地域の環境、建物の状態、防犯設備の有無、通帳と印鑑の保管状況も人によって違い、セキュリティレベルはそれぞれでしょう。もし泥棒に侵入された場合、別々に置いてあったとしても見つけ出されて、不正に預金を引き出されてしまう危険性がまったくないと言い切れるお宅はどれほどあるでしょうか？

しかし、「印影を変える」ことのできる印鑑なら……？　印影が違えば、仮に盗難被害に遭った場合に、金融機関で払い戻し票に「その印鑑」を押印したとしても、預金を引き出されることはありません。

1本の印鑑から複数の異なる印影

三菱鉛筆がプロデュースした新しい発想の印鑑「ダイヤルバンク印」は、「1～8」の数字によるダイヤル番号が外周・内周の2列にあり、それぞれを動かして番号を設定できます。この番号の組み合わせが64通りあるので、1本の印鑑から「64種類」もの印影が生まれるのです。

自転車などのワイヤー錠「ダイヤル式ロック」や、ドア等に取り付ける「ダイヤル式南京錠」を思い出してください。2桁から4桁くらいの数字を合わせることで鍵を掛けることのできるものですが、これと基本的な考え方は同じです。

唯一の組み合わせでなくては鍵を開けることができないように、番号を自分で設定した印影を登録しておき、普段、保管しておくときは番号を変えておくだけで安全が確保できるのです。もし泥棒がこの印鑑を盗んだとしても、印影が違うために窓口で払い戻すことはできません。あてずっぽうで番号を合わせても、合致する確率は1/64なのです。

一生モノの銀行印

これまでの印鑑といえば、「象牙」「牛角」「黒水牛角」「木材（つげやあかね）」などの天然素材が主でしたが、最近ではほかに、黒檀、羊の角などの天然ものに加えて、合板、プラスチック、 チタン、電子印鑑など、印材の種類はバラエティに富むようになりました。

盗難通帳による不正引出しを撲滅するために考え出された銀行専用印、三菱鉛筆「ダイヤルバンク印」は、直径18mm×長さ45mm。素材に「ステンレス」を使用しており、天然素材のように「欠ける」こともなく、シンプルを極めた美しいフォルムです。重量76gという手のひらに確かな重量感は安心感をもたらします。

セキュリティ機能搭載の未来型複合印「ダイヤルバンク印」は、受注後に生産するというオーダーメイド品。
「字体」も、
・古印体(こいんたい)
・篆書体(てんしょたい)
・吉相体(きっそうたい)
の三種類から選べます。安全性を追求するだけでなく、スタイルにもこだわりたい人に、おススメの印鑑です。取り扱い店舗について等、詳細は三菱鉛筆株式会社ホームページ、ダイヤルバンク印にてご覧いただけます。

21,000円（税込）という価格は10年補償付きのため、1日に換算するとわずか5円程度です。不正に預金を引き出されてしまうリスクに対して、「被害に遭ってから対策をするのではなく、被害に遭う前に安全のために必要な経費を計上すべき＝安全経費は必要経費」と考えれば、保険としても有効です。むしろ、この印鑑は「預金を守る武器」といえます。「あのときああしておけばよかった」と、後悔しないために、被害を防ぐためにできることは何でもしておきましょう。


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■関連サイト

三菱鉛筆株式会社ホームページ

ダイヤルバンク印

2列の数字を自在に動かして番号を設定。印影は64通りに。

中央の「名前」の部分は固定されており、その周りの二重になった外周と内周が回転して、異なった印影を作り出す。一つの印鑑からできる違う印影のサンプル。

シンプル＆スタイリッシュ。堅固な材質。安心と信頼。