防犯/防犯関連情報

「万引き」発覚! そのとき、配偶者は?

度々報道される万引き事件。その多くは社会的地位のある人たちによるものです。世間に名前が知られることによって、彼らが失うものは何なのか? 配偶者が万引きで捕まったとき、妻や夫はどうするのでしょうか?

佐伯 幸子

執筆者:佐伯 幸子

防犯ガイド

最近、報道された万引き事件

毎日の買い物で
毎日の買い物で

  • 2月7日 群馬県発 公立中学校の30代女性教諭が4400円相当の粉ミルクや紙おむつ等を盗み、書類送検されて起訴猶予となった。教諭は、「育児について悩んでいた」と供述。
     
  • 2月9日 青森県発 陸上自衛隊の50代男性航空操縦士が、ジャンパーを試着した上から自分のジャンパーを着てレジカウンターを通り過ぎ、さらにバッグなど計4点計38000円相当を盗み、書類送検。操縦士は「出来心でやった」と供述。
     
  • 2月12日 東京・鹿児島発 59歳の鹿児島市議が、1月15日、出張先の東京のスーパーで600円相当のサバの押し寿司を盗んだとして事情聴取を受け、書類送検。市議は辞職願を提出、受理された。市議は犯行時、「酒に酔っていた」と供述。
     
  • 2月12日 神奈川発 56歳の茅ヶ崎市文化推進課長が、所持金3万円がありながら、県内のスーパーでバレンタイン用のチョコレート4点とカップめん3点の計3300円相当を盗んだ窃盗容疑で逮捕された。「商品は自分で買ったものだ」と容疑を否認。しかし、レシートもレジの記録もなかった。

    万引きではありませんが、
  • 2月7日 神奈川発 44歳の私立中学校の女性教諭が、市内のスーパーで、牛肉など計8点(約3800円相当)に、ほかの商品からはがした「半額」の値札シールを張り付け、商品を購入した疑いで逮捕された。(関連ガイド記事値札を付け替えて買うのは詐欺罪を参照)。

    報道される万引き犯とは


    度々報道される万引き事件。その犯人の多くは、社会的地位のある人たちによるものです。人にものを教えたり、税金から給料を支払われている人たちなどが話題になります。もちろん、実際には無名の人、一般の人たちも多いのですが、やはりニュースバリューがあること、社会的に絶対に罪を犯してはならないとされる人たちだからこそ、取り上げられているのです。

    万引きがすなわち「窃盗」という罪であることは、誰もが分かっているはずです。それなのになぜ、人は罪を犯すのでしょうか? 「どうせ誰も見ていないだろう」「これくらいならいいだろう」「お金を出して買うのはバカらしい」などなど、思うことは色々あるでしょうが、お金を出して買うべきものを黙って持ち出して自分のものにすることは、窃盗行為であり、泥棒です。

    分かっていても犯行に及び、捕まってしまう…。まれには本当に初めての犯行ということもあるでしょうが、多くは常習犯、つまりそれまでに何度も万引きを繰り返してきたはずです。中には一生、捕まらずに万引きを繰り返す人生を送る人もいるでしょうが、誰にも知られないからといって罪が罪でなくなるわけではありません。

    世間にはもっと大きな罪を犯す人もいるのですが、だからといって万引きが小さい罪として許されるものでもありません。ましてや、大の大人が理由にならない言い訳を言うなどは、言語道断。これでは、子どもや若い人たちに示しがつきません。「あんな人たちもやっているんだから」と言われたら、何も言えなくなってしまうでしょう。

    配偶者の「万引き」/あなたの一票/関連ガイド記事 p.2
  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます