女性の薄毛・抜け毛/ダメージヘアの原因と対策

直毛よりも念入りに! “クセ毛”解消ケア

「クセ毛だから、まとまらない」と言うお話をよく伺います。ストレートパーマをかけて対処する方、反対に何もしないであきらめている方、対応は人それぞれ。今回は、クセ毛のメカニズムとその対処法をご紹介します。

執筆者:All About 編集部

クセ毛の悩み
「クセ毛でまとまらない!」──そんなお悩みを解消!
髪のお悩みを伺っていると、「クセ毛だから、まとまらないんです」と言う方が多いのに驚きます。ストレートパーマをかけて対処する方、反対に何もしないであきらめている方、人によって対応はさまざまのようです。今回は、クセ毛のメカニズムとその対処法をご紹介します。

“クセ毛”ってどういうこと?

クセ毛とは、専門用語で「波状毛(はじょうもう)」と言います。波打つようにうねった状態を指します。さらにクセが強い、ちぢれ毛は「球状毛(きゅうじょうもう)」もしくは「縮毛(しゅくもう)」と言います。波状毛も球状毛も、毛包が弧状になっていて、毛球部が曲がっています。毛球部の曲がり方が強いほど、クセ(波状)が強くなります。
毛包の曲がり方と毛髪の関係

クセ毛になる原因には、先天的なものと後天的なものがあります。先天的とは、いわゆる遺伝や民族によるもので、日本人の毛髪は92%が直毛と言われています。後天的とは、間違ったヘアケアによるもの、ヘアサロンでの施術時の損傷などがあげられます。日本人のほとんどが先天的には直毛、ということを考えると、あなたが悩んでいる「クセ毛」の原因は、後天的なものである可能性があるかもしれません。

円形脱毛症が治った時や、思春期以降、部分的にクセ毛になるケースも見られます。円形脱毛症の場合は、頭皮の下の結合組織が影響を受け、毛球部が少し曲がることが原因のひとつです。思春期以降にクセ毛になる場合は、女性ホルモンによる影響が大きいとされています。これらも後天的なものと言えます。

また、クセ毛の方は、毛髪に負担を与え過ぎていることが多いようです。まっすぐにしようと、定期的にストレートパーマや縮毛矯正を繰り返す方が多いからです。さらにクセ毛は細いところと太いところがあって波打っているため、曲がっている部分がブラッシングの摩擦を受けてキューティクルがめくれあがり、損傷毛(ダメージヘア)になりやすいのです。ですから、特に注意をはらってヘアケアしていただきたいと思います。

次のページでは、クセ毛のケアについてご紹介します。

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